9 名前:1/6 :2009/07/09(木) 00:35:18 ID:???
サイドC~地味な洞窟にて~
シン(僧侶)「地味って言うな」
死神(ナレーション)「ふふ……シンちゃん……その疲れきったつっこみこそ、私が求めるもの……」
シーブック(戦士)「いや、もういいから。怖いですから」
コウ(戦士)「おーい、早くやっちゃおうぜ。残りザクは28機だ。コウ・ウラキ吶喊します!」
マイ(勇者)「○月×日。RPG世界攻略報告書。我々パーティーは順調に12個目のイベントをクリアせり。
このイベントクリアによりオリヴァー・マイ・Gのレベルが15、コウ・ウラキ・Gのレベルが20
シーブック・アノー・Gのレベルが18、シン・アスカ・Gのレベルが18に上がることに成功す。
しかし、そこでもまた別のお使いを求まれる。いわゆるわらしべイベントと言われるものなれど
ここまで続くのは、プレイヤーに飽きが産まれる恐れあり遺憾である。
今回の『洞窟に住み着いたザクの盗賊団壊滅』にて入手できるアイテムによりこの一連のイベントが終わることが望まれる……」
シン「マイ兄さん、そんな何回も日記(セーブ)とらなくていいって!」
シーブック「いやいや、こまめなセーブは重要だぞシン」
シン「……まぁそれはいいけどさあ、なんでマイ兄さんが勇者なわけ?」
マイ「おや、シンが勇者をしたかったですか?」
シン「いや!別にそんなガキじゃあるまいし!ただ兄さんは、武道派ってわけじゃないし…それこそ僧侶とか魔法使いとかの方が似合いそうだし」
コウ「うーん、ぶっちゃけると年功序列……だ!」
*コウのこうげき!ザクをたおした!
シン「やっぱそれか!」
*シンのこうげき!ザクをたおした!
シーブック「いやいや、お前マイ兄さんの力を甘く、見てるぞ!」
*シーブックはブンシンした!ザクたちはこんらんしている!
シン「あ!マイ兄さんそっちいった!」
マイ「分かりました」
*マイはなにかをとなえた!
*ザクはバラバラになった!
マイ「ふぅ……」
死神「マイ……恐ろしい子……」
シン「えー……」
コウ「ま、とりあえずこれでラスト!!」
*ザクたちをたおした!
10 名前:2/6 :2009/07/09(木) 00:36:27 ID:???
モニク(村人X)「ありがとうございます勇者さま。これで村も救われます……もしよろしかったら、この村で暮らしませんか……マイさん私は……あなたを……」
マイ「いえ、やることがあるので報酬をいただきたい」
シーブック(兄さん……)
モニク「そうですか。ではこれを受け取ってください。報酬の村のお宝『ヅダ人形』です」
コウ「うわあ……微妙だ……」
マイ「ありがとうございます。じゃあ皆、前の村に戻ろうか」
シン「え、なんで?」
マイ「忘れたのかい?前の村で鍛冶屋のデュバルさんがこれを探していたろう?」
シーブック「これを渡したら伝説の武器を作ってくれるんだっけ」
コウ「でも、やる気を出すってだけでアイテムが足りないとも言ってたからなあ。面倒なイベントだよ」
シン「……もう結構レベル上がったし次に行ったらいいんじゃないの?」
マイ「シン、大事をなすのに小事を疎かにしてはいけないよ」
シン「……二人もそれでいいの?」
シーブック「まぁアイテム気になるしな」
コウ「もしかしたらすごい武器をもらえれるかもしれないんだぜ?シン」
シンは思いました。
「この三人は、その時に手に入る最強の武器と防具揃えれるまで、次に進まないタイプなんだ」って。
サイドC、地味に終了。
最終更新:2014年01月15日 20:56