897 名前:少年の夏1/2 :2009/07/24(金) 01:54:34 ID:???
859
便乗させていただきます…
チェイ「まったくうるせぇんだよな、あのブス!」
テルコット「ほんとほんと!」
チェイ「アルもそう思うだろ?」
アル「え?…うん」
ドロシー「いた!あんた達真面目にやらないんならラジオ体操参加しなきゃいいじゃない!他の人の迷惑よ」
チェイ「うるせぇ!ブース!いい子ぶりやがって!」
テルコット「ブース!ブース!」
ドロシー「!!……」グス
ミネバ「お前たちっ…!!」
チェイ「ふんっ。泣けばいいと思ってんだもんな!行こうぜ!テルコット、アル」
テルコット「そだね」
アル「……」
チェイ「アル!早く来いよ!」
アル「あ、うん…」タタタ
ミネバ「まったく…!あんな暴言、気にすることはないぞ!」
ドロシー「うん…」グス
チェイ「あースッキリしたなぁ~見たかよ?あのドロシーの顔!」
テルコット「傑作だった!」
チェイ「これからどうする?」
テルコット「一旦帰るよ。ママが心配するといけないから」
チェイ「ったく…じゃあ昼から
プールでも行こうぜ!な?アル」
アル「……」
チェイ「アル?どうしたんだよボーっとして」
アル「あ、ごめん!昼からは用事があって…」
チェイ「なんだよーじゃあまた今度にするか。あ、俺ここで。じゃあな」
テルコット「ばいばーい」
アル「ばいばい」
ロラン「アル、朝ごはん出来てますよ。手を洗ってきなさい」
アル「はーい」
ギンガナム「実に美味である!!体操の後の朝食は実に美味である!!」
キラ「また僕の朝ごはんを!!」
シン「って言いながらアンタって人はあああ!!!!!」
ロラン「アル?どうしました?お腹でも痛いんですか?」
アル「う…ううん!大丈夫、大丈夫」
ロラン「そうですか」
アル「…」トントン
アムロ「出かけるのか?」
アル「え?うん」
アムロ「遅くならんようにな」
アル「はーい」
898 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/07/24(金) 01:55:59 ID:???
アル「……」
『ドロシー「!!……」グス』
アル「はぁ……あっ」
ドロシー「!……」プイ
アル「ド…ドロシー!」
ドロシー「……」スタスタ
アル「ドロシーったら!」
ドロシー「何よ!!私が泣いたのをまだからかいたいの!?」
アル「違うよ!…その…謝りたくて…」
ドロシー「え?」
アル「ごめんね…あんなこと言って」
ドロシー「アルは言ってないじゃない…」
アル「一緒だよ。ほんとごめん」
ドロシー「…」
アル「ちょっと着いて来て!」
ドロシー「あ…ちょっと待ってよ」
ドロシー「どこまで登るの?」ハァハァ
アル「もう少しだよ…ほら」
ドロシー「…わぁ」
アル「バーニィに教えてもらったんだ。街が全部見えるでしょ。家族や友達とケンカしたり、イヤなことがあったらここに来るんだ」
ドロシー「いい所ね…」
アル「…ごめんね」
ドロシー「もういいわ。そのかわり私もこの場所に来てもいい?」
アル「もちろん!」
チェイ「めんどくせぇ~体操の後のジュースとお菓子がなきゃ絶対
来ないな」
テルコット「そだね」
チェイ「って何真面目に体操してんだよアル」
アル「結構気持ちいいもんだよ。真面目に体操するのも」
チェイ「変な奴だなぁ」
少年は夏の陽射しの中で大人へ一歩近づいた気がした…
終わり
最終更新:2014年01月24日 15:50