955 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/09/03(木) 18:02:53 ID:???
ラクス 「……」
ジュドー 「ん……なんだ? ラクスさんから何やら危険なオーラが……!?」
カミーユ 「キラが夢中なミクにプチ嫉妬しつつもまさかDTM相手に『わたしの方が上手いですわ!』とか主張するわけにもいかず、
かと言ってこのスレのラクスさんは白いから苛立ちに任せてミクのCDやipodなんかを叩き壊すわけにもいかず」
ジュドー 「嫉妬か。あの天然のラクスさんが……意外だな」
カミーユ 「天然だから負の感情がないなんてのは間違いだろう。誰だって蔑ろにされていると感じれば怒るさ。
そして彼女は天然ながらも奥ゆかしいのでキラ相手に我がまま言えないので延々延々我慢するしかないわけだ。
悪意や憎悪というものはこうして醸成されてゆくのだなあ」
ジュドー 「んなのん気なこと言ってる場合かよ! どうすりゃ……」
マイ 「ん、どうしたんだい二人とも?」
ジュドー 「……いや、マイ兄さんに言っても」
カミーユ 「いいじゃないか説明するぐらい。実はね……」
~説明中~
マイ 「……ふ、む。なるほど。そういうことかい」
ジュドー 「そういうことなんだよ。で、どうすりゃいいかなーって」
マイ 「……カミーユ。キラにこれを渡してきてもらえるかい?」
カミーユ 「なんです? ……水族館のペアチケット?」
マイ 「ああ。キラだって別にラクスさんのことが嫌いになったわけじゃないだろう。
彼は優秀な頭脳を持っているが、少々頑固で一つの思考に凝り固まると視野が狭くなる欠点を持っているからね。
今だってミクに夢中でついついラクスさんの様子を見落としてしまっているだけだよ。
だからこういうものを渡せば『そういえば最近ラクスと出かけていなかったなあ』と気付いてくれるはずさ」
ジュドー 「おーっ! さすがマイ兄さん、分析させたら兄弟一だな!」
カミーユ 「醸成されつつある悪感情まで分解するとは、さすがマイ兄さん」
マイ 「ははは……ん? それは褒めてくれているんだよね?」
カミーユ 「これ、早速キラに渡してきますよ」
マイ 「うん。ああジュドー。君はラクスさんに対して、
『ちょっとしたことでは僕とラクスの絆は壊れないという安心感の現れだろう』とかその辺のフォローを入れておいてくれ」
ジュドー 「い? それって単なる気休めじゃないの?」
マイ 「確かに、その後もずっと放ったらかしなら『絆なんてないじゃん!』となって逆効果だが、
そういうフォローを入れたあと間を置かずにキラがデートに誘えば、
『ああ、確かに彼はちゃんとわたしのことを気にかけてくれるのだなあ』と、かえって安心感が増すはずだよ」
ジュドー 「なるほどなあ。さすが年長者、女の扱いも心得てるもんだぜ!」
ジュドー 「ところでマイ兄さん、なんで水族館のペアチケットなんか持ってたの?」
マイ 「うん。なんか会社の僕のデスクに入っててね。
誰か間違えて入れたのかと思って聞いてみたけど誰も名乗り出ないし。
『それならもらっておいて誰か誘えばいいんじゃないか』とモニクさんが言ったのでとりあえずもらっておくことにしたんだよ。
いやあ、有効活用できて本当に良かったなあ」
最終更新:2014年02月22日 11:58