383 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/09/12(土) 19:51:04 ID:???
ラクス「ピコーン。あの、キラ」
キラ「何だい?」
ラクス「キラは『光』が大好きなのですよね?」
キラ「光?あぁ、光ファイバーの事?勿論じゃないか。
ADSLやモデムなんて今更使えないね」
ラクス「だったらお日様の『光』も大好きなのではありませんか?」
キラ「え……」
ラクス「どちらも同じ『光』何故外に出たがらないのですか?」
キラ「ん……それもそうだね」
ラクス「どうですか?」
キラ「そうだね。たまには散歩でもしようか」
ラクス「!では、早速支度してきますわ!」
ソシエ「ラクスさん、上手く操作してるわね。見習いましょ」
ロラン「(僕もお嬢様に上手く操作されてる気がします」
384 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/09/12(土) 20:09:11 ID:???
キラ「ぐぁああああ、ま、眩しすぎるぅうう、焼ける焼ける融ける融ける灰になる!助けてウッソ~」
ヒイロ「どこぞの吸血鬼じゃあるまいし」
カミーユ「助けないのか?」
ウッソ「ヒッキー三年農業六年、兄とは違うんですよ兄とは」
死神「あぁ、日光はやめて、お肌が焼ける」
385 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/09/12(土) 20:13:41 ID:???
キラ「あづい……あづい……死ぬ……でも、がまん……」
ラクス「キラ大丈夫ですか?」
キラ「ああ……うん……大丈夫。買い物とか日が暮れてからだったりツーハンばっかだから……」
ラクス「でしたら……あの、よかったらそこの日陰でお休みしますか?」
キラ「ああ、いいねぇ……日陰ダイスキ。日が当たらなければどこでもオッケー……」
386 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/09/12(土) 20:14:47 ID:???
ラクス「はい(ニコニコ」
キラ「ひ…日傘?」
ラクス「無用な心遣いでしたか?」
キラ「い、いや……でも、くっつきすぎじゃないかな……」
ピトッ
ラクス「あいにくこれ一つしか無かったのです…それとも、キラはこういうのは嫌ですか?」
キラ「ん…別に嫌じゃない……よ。じゃどこに行こうか?」
ラクス「そうですわね…ではシティセンターに……」
387 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/09/12(土) 20:17:41 ID:???
キラ「あー……人がいっぱいいるところは苦手だ……」
ラクス「キラ、このお洋服はいかがでしょうか?」
キラ「うん、良いとおもうよ(にこっ」
ラクス「じゃあ、それじゃあ……」
キラ「あー……こっち見ないでよ。視線がちくちくしてて嫌だ……これだから人の多いところは……」
ラクス「キラ、この帽子、いかがでしょうか?」
キラ「うん、かわいいと思うよ(にこっ」
388 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/09/12(土) 20:18:11 ID:???
ウッソ(言ってあげるべきでしょうか)
カミーユ(いや、避けたほうがいいぞ)
シーブック(あいつここ最近外に出ていなかったからな、彼女の存在を完全に忘れていたんだな…)
二人を遠くから死んだ眼(いわゆるヤンデレ眼)で見つめているフレイ「…………キラ…」
389 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/09/12(土) 20:26:35 ID:???
388
ロラン「あっ、フレイさんじゃないですか」
フレイ「あなたは…確かキラのお兄さんの…」
ロラン「ロラン・セアックです。こんな所でどうしたんですか?」
フレイ「あ……その」
ロラン「よかったらキラの事、話してくれませんか?
僕は家にいるあの子しか知らなくて……」
フレイ「…………」
ロラン「学校であの子がどんな風に笑い、どんな風に怒り、どんな風に楽しんでいたか…知りたいんですよ……ダメですか?」
フレイ「……別に……いいですけど…」
ロラン「ありがとうございます!じゃ、どこかその辺で……」
カミーユ「ナイスサポートだな」
ウッソ「ナイスサポートですね」
シーブック「このロラン凄いよ!流石兄弟家のお母さん!!」
390 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/09/12(土) 20:30:41 ID:???
ロラン「へぇ~、そんなこと家ではしないですよ、あはは。あ、今度よかったら皆さんで来てください。
質素なものですけど、シーブックは今夜のご飯抜き、ご馳走しますよ。是非どうぞ」
シーブック「な、なんとぉーっ!か、会話の中にさりげなく罰を盛り込んだ!?」
391 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/09/12(土) 20:32:10 ID:???
キラ「ああ、学校に着いちゃった……」
ラクス「それじゃキラ、がんばってくださいね」
キラ「うん、ラクスもね」
ラクス「……」
キラ「……」
ナタル「別れたくないのはわかりますが、いつまでも手を握ってないでください」
ラクス「あらぁ~~~~」
キラ「がんばってね……どこから出てきたんだあの人は。
あーあ、それにしても授業、かったるいなあ」
エイフマン「おや、キラ君じゃないか。久しぶりに出てきたのか」
キラ「あ、教授。おはようございます」
エイフマン「丁度いい、君、ちょっとわしを手伝いたまえ」
キラ「え?でも授業が」
エイフマン「いまさら出る必要もないじゃろうが、君は。単位ならわしから言っとくから」
キラ「そうですか?ならやります。そっちの方が楽しいですしね」
カミーユ「結局授業受けないのかあいつは!」
シーブック「まあ、教授の横槍じゃ仕方がないだろ」
ウッソ「なんでああ極端なんでしょうね」
392 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/09/12(土) 20:32:47 ID:???
キラ(そういえば、僕ってラクスと付き合ってる事になってたんだっけ? あれ? フレイだっけ?)
ラクス「キラ、どうしましたか?」
キラ「んんー、なんでもないよ」
ラクス「そうですか。じゃ、じゃあ、次はあのカフェに……」
キラ「うん、いいよ」
キラ(まあ、いっか。家に帰ったらニコ・ドーして、ゲームしてっと……)
395 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/09/12(土) 20:48:01 ID:???
カミーユ「と」
ウッソ「言う」
シーブック「事で」
ストーカー「お別れの時間がやって参りました」
キラ「ありがとう、ラクス。今日は楽しかったよ」
ラクス「いいえ…私も楽しかったですわ」
キラ「…これからは少しは外に出るようにするよ。少、しは」
ラクス「少しずつ進むのが1番良いのです…あ…それと…」
ごそごそ
ラクス「これを……」
キラ「何これ?」
ラクス「服ですわ。キラに似合いそうなものを選びました」
キラ「えっ?なんで服を?」
ラクス「キラはいつも同じ柄の服を着ています。たまには違う服も着てみたらどうですか?
きっと素敵ですよ、キラ」
キラ「(同じ服、というか着たきりスズメなんだよね、はは……」
ラクス「………ジーッ」
キラ「まぁ、気が向いたら着るよ。ありがとう」
ラクス「はい。是非着て下さいね。では……」
キラ「じゃ、またね……えーと、この近くに便所は……と」
396 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/09/12(土) 21:01:07 ID:???
395
シーゲル(柱の陰に)「ラクスーーーーー!!」
トニヤ「あのー、他のお客様の迷惑になるんですけど!?」
最終更新:2014年02月28日 19:01