551 名前:乙女のイメチェン :2009/09/15(火) 18:26:50 ID:???
フェルト「それでロックオンが……」
ティファ「はい…」
ソーマ「中佐が……」
クリス「……あんたたちってさあ、なんかいつも同じ格好よね。似合ってないわけじゃないけど、たまにはイメチェンしたら?」
フェルト「イメージチェンジか……」
クリス『いい? 駅前に新しくファッションビル出来たよね。今度3人であそこに行って来なさい。ただし、自分なりにイメチェンしてくること、いいわね?」
フェルト「確かに、ちょっと子供っぽいかもしれないけど…イメチェン…」
フェルト「この服にこの色合わせて……髪はまとめて……ちょっと、楽しいかも」
ティファ「イメチェン……誰かに、相談してみよう」
ソーマ「イメチェン……イメチェン……ええい、面倒だ! 誰か代りに行ってくれないものか…」
当日
ロックオン「お、フェルト。お出かけか? 今日は随分気合入ってるなー」
フェルト「そ、そうかな」
ロックオン「うんうん、こうしてみるとフェルトもすっかりお姉さんって感じだな。お兄ちゃんは感慨深いぜ」
フェルト「(お姉さん…:)」
ロックオン「あ、ひょっとしてデートか? でも、暗くならないうちに帰れよ。朝帰りなんてお兄ちゃん認めないからな」
フェルト「ち、違うって」
フェルト「(私…変じゃないかな。ロックオンは褒めてくれたけど……二人はどんな格好でくるんだろう)」
???「だ~れだ?」モミュ
フェルト「きゃっ…!」
???「う~ん、フェルトちゃんったら相変わらず14歳とは思えないメロンちゃんねえ」モミモミ
フェルト「や、やめて……って、テ、ティファさ…ん?」
ティファ?「当ったり~。いや~、道を歩いてたら可愛いお嬢ちゃんが立ってたからお姉さん思わず悪戯しちゃった」
フェルト「は、はあ…」
???「ごっめ~ん、遅くなっちゃった~」
ティファ?「あっ、おっそ~いぞ、ソーマちゃんったら」
ソーマ?「ごめんね~、なかなか服が決まらなくて……。結局アレルヤが選んでくれたのにしたんだけど、どうかな?」
ティファ?「可愛い~~! ソーマはスタイルいいから何でも似合うし羨ましいわ~」
フェルト「う、うん……すごくお姉さんっぽくて…似合ってると思う」
ソーマ?「ありがと、フェルト。フェルトも凄く可愛いわよ。ティファも…凄く似合ってるし、そのゴスロリ衣装」
ティファ?「でしょ? せっかく長くて綺麗な黒髪してるんだから絶対似合うと前々から思ってたのよね~」
フェルト「ティファさんも、すごく、可愛いです…(なんか…二人とも…性格が…)」
ソーマ?「じゃ、そろそろ行きましょうか!」
ティファ?「よーし、それじゃ乙女の戦場に突撃よ~!」
ソーマ?「おー!」
フェルト「お、おー…」
552 名前:乙女のイメチェン :2009/09/15(火) 18:28:08 ID:???
ティファ?「いや~、買った買った大散財しちゃったわね」
フェルト「あ、あのティファさん? 本当にいいんですか私たちまでこんなに買ってもらっちゃって」
ティファ?「いいのいいの。二人ともとっても可愛いからお姉さんついつい買ってあげたくなっちゃうのよね。それに、今日は軍資金も調達してきたしね」
ジャミル「財布財布…財布はたしかジャケットに……ん、紙切れ?」
『君の財布は乙女の軍資金として接収する。君はいい部下だったが君のもみあげがうっとおしいのだよ by L』
ジャミル「……もみあげ、切るか」
ソーマ?「二人とも~お待たせ~」
フェルト「あ、ごめんね、買いに行かせちゃって」
ソーマ?「いいのよ。ここのスイーツ、とっても美味しいってファッション誌に書いてあったから二人にも食べてほしくって」
ティファ?「あ~確かに美味しい~! いかん、ダイエットしてたのに太ってしまう」
フェルト「ソーマは? 食べないの?」
ソーマ?「ううん…実は昨日食べたばっかりなの。昨日アレルヤと一緒にここ下見に来て、その時に…」
ティファ?「何よ~下見って、デートじゃないの。仲がよくて妬けちゃうわね~」
フェルト「(アレルヤって……いつもソーマに殴られたり蹴られたりしてなかったっけ?)」
ソーマ?「そういうティファだってガロード君とずっとラブラブじゃない。長く続ける秘訣教えて欲しいな」
ティファ?「う~ん、ラブラブに見えるけどねぇ。これで当人同士には結構色々あったりするものなのよ」
フェルト「色々って…ティファさんガロード君とケンカでも?」
ティファ?「そういうんじゃないけどさ。何かこうウブすぎるっていうか、言ってしまうとガキっぽいっていうか…」
ソーマ?「あら、初々しくて可愛いじゃないですか」
ティファ?「でもねえ、デートも図書館とか美術館とか…帰りも五時は過ぎないようにしてるしスキンシップもためらいがちっていうか…小学生かっつーの」
ソーマ?「そういうのいいじゃないですか。アレルヤなんか二人っきりになるとすぐに甘えてくるし、まあ私も嫌じゃないから相手しちゃうけど」
ティファ?「まったくねえ、あのボーヤは女心ってのをわかってないね。女は既に覚悟完了してるっつーの! 夜明けのコーヒー飲む気満々だっつーの」
フェルト「(な、なんか二人とも…会話が…すごい)」
ティファ?「あ…ごめん、電話入った。んー、噂をすれば何とやら、と……はい…ガロード? うん…私は…お友達と…うん…図書館…週末、ですか?
ううん…私も楽しみ…うん…うん…それじゃ、切るね。うん、それじゃ……お前はお前のスケコマシの兄貴に弟子入りしてこいッ!!」
ソーマ?「ガロードくん? デートのお誘い?」
ティファ?「週末図書館でデートだって。まったく、言った傍からあの子は……まあ、確かにそこが可愛いとこでもあるんだけどね」
アレルヤ「マリィィィィー!! こんなとこで会えるなんて偶然だねぇ!!」
フェルト「あ、アレルヤ…」
アレルヤ「昨日は楽しかったねマリー、君の方から誘ってくれるなんて久しぶりで夜は」ポン
ソーマ「…私に触れるな被験体E-57ァァァ!!」
アレルヤ「ウボチャァァァ!!」ヒュー
フェルト「ソ、ソーマ、アレルヤ飛んで行っちゃったけど…いいの?」
ソーマ?「うん……大丈夫。私とアレルヤはどんなに離れていても脳量子波で感じあえるから……」
ティファ?「やれやれ、そっちも十分ラブラブねえ、ごちそうさま」
フェルト「(いいの……? それでいいの…?)」
ティファ?「で、そういうフェルトはどうなのよ。ロックオンとは?」
ソーマ?「あ、私も興味あるな~もうお風呂くらいは一緒に入った?」
フェルト「え、あ、えっと私は、その……」
ソーマ?「今日はとっても楽しかったです。それじゃ、また~」
ティファ?「いい? フェルト今日買ったアレとアレを組み合わせれば男なんてイチコロだからね、うまくやんのよ!」
フェルト「……ただいま」
ロックオン「おー、おかえりフェルト。楽しかったか?」
フェルト「ロックオン…女の子って、こわい……」
最終更新:2014年03月03日 21:10