671 名前:チョコ準備1/2 :2010/02/11(木) 23:37:09 ID:???
カガリ「う~ん……むぅぅ~ん……」
ファ「ねえねえ、あれってカガリじゃない?」
ルナマリア「ほんとだ。なに唸ってるんだろ」
ルイス「お腹痛いのかな」
ネーナ「拾い食いしたとか?」
ルー「あんたじゃあるまいし」
セシリー「いくらここのカガリでもそんなことしないでしょ…」
ルナマリア「カガリ~!なにしてるの~?」
カガリ「うわ!って…なんだお前達か」
ルナマリア「珍しく難しい顔して何してるのよ?」
カガリ「いや、ほら…もうバレンタインだろう?そこでアスランにチョコを贈りたいんだけど…あいにく私は甘い物に疎いんだ。それで
どうすればいいのか考えていたんだ」
ネーナ「な~んだ!そんなことならあたしに任せてよ!やっぱここは自分の体にチョコ塗って…あだだだだだd」
ルイス「却下!こっちは引き受けるからみんなでちゃんとしたこと教えてあげて」
ルナマリア「…けどさ、手作りチョコなんて市販のチョコでも溶かして型に入れて固めればいいだけじゃないの?」
カガリ「チリソースはどれくらい入れたらいいんだ?」
ルナマリア「そんなのは入れないの!いいわ、カガリん家行きましょ!作り方教えてあげる!」
ルー「じゃあ私はあいつら止めてくるね」
ネーナ「ちょっと!本気で掴まないでよ!その左手万力みたいなもんなんだから!」
ルイス「誰のせいよ!誰の!」
ネーナ「そりゃ…でもだからってそんなパワーに作ることなかったんじゃないの!?」
ルイス「あのね、わたしはあんたの為を思って…ほっといたらすぐ暴走するんだから!大体もう少し女の子らしい恥じらいを…」ガミガミ
ネーナ「あ~あ~もう!まるでマリナさんみたい!」
セシリー「やってるやってる」
ファ「元気がいいと言うかなんと言うか…」
ルー「おーい!チョコレート作りに行くよー!二人共来るでしょー?」
ネーナ「え!?行く行く!と言うわけで続きは今度にしよ!」
ルイス「もう…しょうがないわね…でもチョコレート作りなら賛成♪」
ルナマリア「さて、チョコは温度が命!低すぎても高すぎてもダメ!」
カガリ「ふむふむ…なるほど…」
ネーナ「意外だー。そんな繊細なこと出来るんだー」
ルイス「それで、具体的にどうやるのか教えてくださーい」
ルナマリア「そ、そうね…じゃあここから先はセシリーお願い」
セシリー「え?私?なんで?」
ルナマリア「いいじゃない、あんたパン屋の娘でしょ?チョコくらい弄くり慣れてるでしょ?」
ファ「つまり詳しくは知らない…と」
セシリー「そういうものでもないんだけど…」
ルー「まあ細かいことはいいんじゃない?こういうのって味より気持ちが大事だと思うし」
ファ「あら、いい事言うじゃない」
セシリー「確かに、こういうときは味より想いよね」
ルナマリア「そ、そうそう、それが言いたかったのよ」
ネーナ「よーし!それなら思う存分作るよー!」
ルイス「だからって自分の胸を型取りするのやめてよ!」
672 名前:チョコ準備2/2 :2010/02/11(木) 23:38:00 ID:???
カガリ「うう…出来た…私にもチョコが出来た…」
ルナマリア「ほんと…その
赤いガンダムの形、すごい造形ね。アスランにピッタリじゃない」
カガリ「いやー、これもお前達のおかげだ。お礼に今日は夕食でも食べて行ってくれ!」
ルイス「え!?いいの!?」
ネーナ「
セレブの食事!?」
ファ「別にそんなつもりじゃなかったんだけど」
セシリー「でもちょっと興味あるよね」
ルイス「んで…結局こうなるの…?」
ネーナ「すっごい甘辛い匂い…」
ルナマリア「なんで誰もこれを予想できなかったのよ?」
ルー「そう言うルナこそ…」
セシリー「いや…ちゃんとチョコ作りしてたからひょっとしたら味覚がまともになったのかなぁって…」
ファ「料理全部真っ赤なんだけど。目がチカチカしてきた…」
カガリ「どうした?遠慮することないぞ。どんどん食べてくれ」パクパク
ルイス「あ…あは…そうだね…」
ネーナ「案外食べてみたらいけるかもしれないし…」
ルナマリア「こうなったら覚悟を決めて…」
セシリー「みんな…一緒に食べるわよ…」
ルー「死なばもろともってやつかぁ…お願い」
ファ「神様…私に力を…」
「「「「「いっせ~の……………」」」」」
ぱくっ
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ハマーン「ん?今日はお騒がせ組は全員休みか?まさか集団サボりじゃあるまいな?」
シーブック「なんかみんな揃って腹壊したらしいですよ」
カミーユ「ファも電話したらウンウン唸ってたし。仮病じゃなさそうだったな」
ハマーン「この大事な時期に何をやってるんだ。出てきたらまとめて補習だな。いつまでも世話の焼ける奴らだ」
最終更新:2014年07月06日 21:43