362 名前:通常の名無しさんの3倍 :2010/10/03(日) 02:06:18 ID:???
ルチーナ「そう・・・・プルがそういうつもりなら仕方ないわね・・・・」
363 名前:通常の名無しさんの3倍 :2010/10/03(日) 10:41:24 ID:???
恋人ごっこしましょ。
白いブラウスの袖口を捕まえて、私はそう言った。清潔な白い生地に皺が寄る。
彼女はきょとんとした顔で、説明を求めるように聞き返す。今度は正面から向かい合って告げた。
私と貴女で、恋人ごっこをするの。
今度から一緒に遊ぶ時は、二人で恋人同士みたいに振る舞うのよ。
手を繋いで歩いたり、マフラーを編んであげたり、そうそう、一緒のお布団で眠ったりも。
怪訝な表情を隠さず、彼女は言う。
友達同士じゃダメなのか。そう問いかける彼女に、私はすかさず反駁した。
ダメなの。それじゃダメ。だって私は、貴女を特別な人にしたいんだもの。
私は澄んだ光を湛えた蒼い瞳を見つめて捲し立てた。
そんな私に気圧されたように、彼女は控え目に、しかしはっきりと頷いた。
「そこまで言うなら、いいよ。ごっこ遊び程度なら」
「じゃあ、もう会わないで。貴女のお姉さんや妹や、他の友達に」
用意していた言葉を口にしたその時、彼女の表情が強張るのが見て取れた。困った顔をして
どうして、と聞く彼女に、私はどうしても、と応えた。
だって私と貴女は恋人同士なんだもの。他の人に邪魔されたくないから。
ブラウスの袖を握る手に力がこもる。
蒼い双眸に宿る清冽な光が、戸惑いで揺れている。
私のことを形容しがたい何かを見るような目つきで眺めている。
でも、それ以上に正当な理由なんてあるわけもない。
恋人同士なのだから、ずっと一緒にいるのが当たり前だし、それが正しいはずだ。
私は
プルツーが欲しい。
それは、真水のように純粋で、無垢な感情だった。
ルチーナ「……プルが変な人達と縁を切らないと、こんな感じのルートに突入するわよ」
プル 「むぅ……やっぱりルチーナが最後の砦なのね」
プルツー「それ以前に、どっちに転んでも私達が得をしないんだが」
マリーダ「姉さん、ここは静観しましょう」
プルツー「一生姉さんと一緒ルートとヤンデレルートの二択を迫られてもか?」
最終更新:2014年11月30日 18:49