786 名前:通常の名無しさんの3倍 :2010/10/17(日) 21:23:49 ID:???
ネオジャパンで最も危険な街、日登市日ノ出町。
駅前のビルの一室にある、『ラジエル探偵事務所』。
この弁当箱のようなちっぽけなオフィスが、
武力によるご町内の紛争根絶を目指す私設武装組織
ソレスタルビーイングの諜報部であることを知る者は少ない……。
ヒクサー「グラーベちゃん、またマイスター候補の素行調査かい?」
グラーベ「ああ」
ヒクサー「熱心だね~。こんな狭っ苦しい事務所でそんな喪服みたいなスーツ着て、よくやるよ」
グラーベ「問題ない」
ヒクサー「そうそう、俺これから女の子をスカウトしに行くんだけどさ。花束代貸してくれない?
ヴェーダは必要経費として落としてくれそうにもないからさ」
グラーベ「それはすごいな」
ヒクサー「……おいっ、グラーベちゃん! 頼むから少しはコミュニケーションしてくれよ!
俺ら親友だろう? 友達ならホラ、そんな生返事ばっかりじゃなくってさ」
グラーベ「ヒクサー。すまないが少し黙っていてもらえないか」
ヒクサー「はぁ~……やめろよそういうの、傷つくじゃないか。あ~あ、俺、この仕事
やめちゃおっかな。そうしたらグラーベちゃん根暗だから、うまくいかないだろうな。
ひょっとして怪しい奴だと思われて通報されちゃったりして!」
グラーベ「……君は定期的に誰かに構ってもらわないと死んでしまうのか」
ヒクサー「かもね。ほらほら、書類の整理なんて後にして外に出ようぜ」
グラーベ「これは今日中に実働部隊に回さなければならないんだが」
ヒクサー「大丈夫、後で手伝うからさ。俺、いざとなったらやる子だよ?」
スメラギ「……というわけで、マイスター候補の調査結果はまだ来てないわよ」
ティエリア「諜報部からしてこの体たらくとは……万死に値する!」
最終更新:2014年12月02日 21:52