803 名前:通常の名無しさんの3倍 :2011/04/19(火) 02:34:33.52 ID:???

コウ 「なんだか、MSじゃなくて旧世代の自動車もきもちがいいもんですね」

 コウがそう言ったのは、シーマの運転するフェラーリ・デイトナの助手席

シーマ「そうさ、MS一筋のコウにはピンと来ないかもしれないけどね。
     こいつは旧世紀の名車中の名車さ」
コウ 「そうなんですか?」
シーマ「そうともさ!今に残っているのは奇跡ってシロモノなんだよ・・・。ほらこの内装、エンジン音。MSにはない
     魅力を持ってるじゃないか」
     (だから、初めて載せたのはコウなんだけどねぇ)
コウ 「もしかして、この助手席に座ったのって僕が初めて・・・だったりしますか?」
シーマ「え、あ、ああ」

 心を見透かされて動揺したのか、シーマは急ブレーキをかける。

シーマ「あんた兄弟にNT感染されでもしたのかい?」
 少し顔を赤くして言う。
コウ 「いいえ、そんなことありませんよ。シーマさんの普段のしてくれることに素直に向き合おうと思ったら
    なんとなくそう思えただけですよ」
シーマ「素直って・・・その・・・あの、あたしがいろいろアンタの気持ちを無視して拐ったりするのを
     ハッキリ断るとかかい?・・・・・・それを言うために今日のドライブもすんなり誘われてくれたのかい?」
 シーマの顔は少し淋しげに曇った。
コウ  「逆ですよ、シーマさん。たしかに今までが今まででしたから、そう思われても仕方ないです。
     今日からはシーマさんと、振り回される僕と強引に振り回すシーマさんの関係じゃなくて、
     男女の付き合いを、初めのステップから付き合いたいと思ったんです。」
 シーマの顔は初な少女のように赤くなっている。
コウ  「シーマさん。ちゃんとした形で僕とお付き合いしていただけますか?」
シーマ「・・・はい。こちらこそお願いします」
コウ  「敬語なんて使わないでください。シーマさんらしくないですよ」

アムロ「おい、ロラン。どういう事だこれは!本当にコウなのか!!!」
ロラン「なんで盗聴器しかけてあるんです。まったく
     おそらくですけど、アムロ兄さんがチェリーチェリーってからかうから一念発起したんじゃあないですか」
アムロ「うーむ…、それにしたってこれは予想外だ・・・。
     夢オチかなんかじゃないのか?!」

キャプテン「夢オチあるいはその他の事象による一時的なものの可能性は、今後のコウの行動を見てから計測
       するのが良いと思われる。よって保留とする」

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最終更新:2015年02月11日 00:13