昨晩までの雨も上がって、休日はすがすがしい朝だった。
が、鳥人間クラブの倉庫からカミーユとシーブックは、複雑な顔をして空を見上げていた。
その横で、クラブの後輩のトビア・アロナクスにカツ・ハウィン(ハヤトの養子にはなっていない)が、
トビア「えー?今日は飛べないんですか?天気も風も条件そろってベストコンディションなのに」
カツ「知らないのか?毎年恒例の伝書鳩レースがあることぐらい知ってんだろう。
レース中はホモアビスやグライダーでの飛行は禁止なんだよ」
先輩風を吹かせて言っている。入会がほんの半年早かっただけなのだが。
ウモン「しかたないのう。飲みながら待つとするか」
シーブック「ウモン爺さん、朝から飲まないで下さいよ」
ウモン「シーブック、老い先短い老人のささやかな楽しみを奪うのか?冷たいのう」
シーブック(どう見てもこの先20年は何があっても死にそうにないんだけど…)
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カミーユ・ビダン シーブック・アノー
最終更新:2018年11月29日 13:22