71 名前: シーブック君 投稿日: 03/01/08 22:15 ID:O6NRas6l
「失礼します」
先生「よし、はいれ」
「はい」
先「で進路は決まったのか?」
「いえ、そのまだ・・」
先「成績は理系だからな、こんなもんだろ、この成績だったら十分
内部進学の推薦をできるぞ」
「はぁ、でもその、家庭の事情で、これ以上私立に通い続けるのは・・」
先「じゃぁ、どうするつもりだ、お前バイオコンピューターの勉強したかったんじゃぁ
ないのか、うちの大学以外にこんなに研究が盛んな大学はないぞ」
「・・・」
先「学費にしたってだな、内部進学だったら受験の費用も、入学金も要らないし
お前の、その、家庭状況だったら、奨学金という手もあるし・・」
「でも、俺の下に後六人もいますし、年も近いですし・・」
先「・・まぁご家族とよく相談してだな・・自分の人生だし悔いのない
決断をしないとな・・」
「はい、それでは失礼します・・」
先「おう、進路決めたら連絡してくれ」
「はい、わかりました」
・・どうしよっかなぁ・・
シーブック、17歳の冬のことでした。
235 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 03/01/09 17:13 ID:???
勝手な続き71編。
シーブック「はぁ、やっぱ大学は無理かなぁ……」
ロラン「ため息なんかついて、どうしたんですか?」
シーブック「進路のことなんだけどさ、実は――――――
そして次の日の夜
ロラン「シーブック兄さん、ちょっといいですか?(移動中)アムロ兄さん失礼
します」
アムロの部屋へ行きシーブックの進路の希望についてアムロに話すロラン。
アムロ「そうか……(行かせてやりたいが、余裕がない)」
ロラン「それで、二人に見て欲しいものがあるんです」
そう言って普段とは違う預金通帳を見せるロラン、そこには相当の額の預金があった。
236 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 03/01/09 17:13 ID:???
アムロ「なんだ?この金は?」
シーブック「こんなにどうしたのさ、ロラン」
ロラン「皆が今までに、生活費の足しにしてくれって持ってきてくれたお金です。
何かあったときのために、手をつけないで別に貯金してました」
アムロ「それにしたって、バイトで稼げる額じゃないぞ……」
ロラン「ドモン兄さんの格闘大会の賞金はかなり高額ですし、ヒイロのプリベンターは
命がけなので、かなり危険手当がでてます、キラのOS開発は商品の主力になってる
見たいで、かなりバイト代がいいみたいです、それで、このお金の一部を使って
シーブック兄さんに大学へ行って貰おうかと思うんですけど、どうでしょう?」
アムロ「ああ、良かったな、シーブック」
シーブック「はい、行けるなら、大学に行かせて貰います。」
ロラン「勉強頑張ってください、兄さん」
シーブック「でも、弟達に大学に通わせて貰うのは、あまりに情けないから、必ず、学費は
返します」
そう言ってバイトの決意をするシーブック、17才のある冬の夜ことだった。
237 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 03/01/09 17:14 ID:???
ついでに……
余談1
アムロ「しかし、真面目なキラはともかく、あのヒイロが、家計のために働いているとは……
遊んでばかりいるジュドーにも見習って欲しいもんだ」
シーブック「(今までバイトしてこなかったから、ジュドーと同罪だな……これから頑張ろう)」
ロラン「ジュドーもあの預金に貢献してないとも言い切れないんですけどね、はは(乾いた笑)」
余談2
次の日からシーブックが始めたバイトはパン屋のバイトで、お金稼ぎだけでなく、
一石二鳥を狙ったとか……
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シーブック・アノー 学校
最終更新:2017年05月18日 01:49