804 名前:通常の名無しさんの3倍 :2012/05/16(水) 19:26:33.29 ID:???
プル「大変だよ! さっきマリーダが小太りのおじさんにお金渡されてた!
これってオヤジ狩り? マリーダ不良になっちゃったの?」
プルツー「……らしいんだが、実際のところどうなんだ」
マリーダ「……あれは雇い主のアルベルト・ビストです」
プルツー「雇い主?」
マリーダ「はい。最近、アナハイム社のテストパイロットのアルバイトを始めたんです」
プル「ホント?」
マリーダ「本当です。貰っているのは、ちゃんと働いた上での給金です」
プルツー「……だとしてもおかしいんじゃないのか? バイト代を口座振り込みじゃなくて手渡しなんて」
マリーダ「それは……彼が特別手当だと言って、ああして余計に渡してくるので」
プル「特別手当……って、パイロット以外に何かやってるの?」
マリーダ「……」
マーサ「プルトゥエルブ。今度の演習にはこれを着けて行きなさい」つネコミミ
マリーダ「……」
マーサ「ええ、心配しなくてもいいのよ。ちゃんと貴女の可愛い姿は記録に残してあるわ。
この間の給仕服姿も実に可愛らしかったわ」
マリーダ「……」
マーサ「私は幸運ね。貴女のように腕が確かで、美しいパイロットが得られるなんて。
なんならうちの正社員にしてあげてもいいのよ」
マリーダ「……」
マーサ「それじゃあ私はこれで失礼するわ。こう見えても忙しい身の上なのよ」
アルベルト「なんていうか……その、すまん」
マリーダ「いえ、私は別に」
アルベルト「いつも叔母さんが無理を言ってすまないと思っている。少ないが、これは特別手当だ」
マリーダ(……これで姉さんたちにお菓子でも買って帰ろう)
最終更新:2015年07月25日 20:33