さて、クリスマス・イブの夜。
帰ってこない数人の兄弟を待つこと無く、アル君はベッドにつきます。
アル(だって眠いんだ。それにアムロ、シロー(以下コウ以外)兄さん達を待ってたら、サンタさん来なくなっちゃうよ。)
アル(そういえば、バーニィがいなくなって一年かな・・・)
少しの間一緒に遊んだ、もう一人のお兄ちゃんの顔が頭に浮かびます。
アル(どこにいっちゃったのかな・・・)
バーニィとのいろいろな思い出を掘り返しているうちに、アル君は眠ってしまいました。

そうして寝静まったアル君を見つめる影一つ。
コウ「ゼフィランサスからゼロカスタムへ。作戦開始。」

ヒイロ「任務、了解」
アムロ「白い悪魔からゼフィランサスへ。ホントに大丈夫だな?」
コウ「大丈夫です!窓の鍵も開いたままです」
ヒイロ「ターゲット確認。任務、開始。」
アムロ「頼むぞ、ばれてくれるな。」

こっそりと窓に取り付き、慎重に開けていくヒイロ。
アムロ「まあさすがなんだけどな。」
ろらん「だけど?」
アムロ「どうしてあんなに忍び込むのうまいんだろ?」
ジュドー(ガロードの事知らないのか?兄貴は)
ガロード(ジュドーのこと知らないのか?兄貴は)
ヒイロ「プレゼント設置完了。これより撤収する。」
音もなく引き上げるアムロ以下(コウ以外)の兄弟達。

兄弟全員「任務、完了。」

満足そうに各々の寝室に帰っていきます。
でもね?

ウッソ「?」
キラ「どうしたの?」ウッソ「何か忘れてる気がして。」
シーブック「気のせいだろ。」
ドモン「そうだろう。それより早く寝た方がいい。」
シロー「そうだな。」
カミーユ「それじゃ、おやすみ。」

そして朝。

アル(ごそごそ。
 ・・・うわぁ!
マスターグレードのMS―06FZだ!

でも、いつもトイ○らすの袋にはいってるんだよね。兄さん達のプレゼント。)

アル(あれ?窓際にもう一個ある。


クリスマスカードと、階級章?
いったい誰が?)

実は、ヒイロ君はたまたま窓の鍵を開けっ放しだったんです。

不器用なサンタさんだから、窓が開いてなかったらいったいどうなっていたか。
アル(サンタさん、なのかな?)
アルフレッド・イズルハ。十二歳の冬の出来事でした。

終わり

#つかれた。後ザク2改のMGが出てるかなんて私は知りませんからご了承を。 ----
link_anchor plugin error : 画像もしくは文字列を必ずどちらかを入力してください。このページにつけられたタグ
アルフレッド・イズルハ クリスマス

+ タグ編集
  • タグ:
  • アルフレッド・イズルハ
  • クリスマス
最終更新:2017年05月18日 01:52