473 名前:通常の名無しさんの3倍 :2012/11/10(土) 03:39:52.14 ID:???
ザコ「そもそもロマリーさんに相談するのが間違ってるザコよ」
アセム「え?」
ザコ「彼女、キオ君には笑った顔しか見せないザコよ」
アセム「そういえばそうかも」
アリーサ「まあ、そういう奴も必要っちゃ必要なんじゃね?」
パーラ「アリーサにはできないしな」
アリーサ「うっせぇ」
ザコ「首狩り男のキオ君もキオ君ザコ。自主性は認めてやるべきってロマリーさんも考えてるんじゃないザコかねぇ?」
アセム「でも一緒に考えようって……」
ザコ「アセム、女の人の言葉を真に受けちゃ駄目ザコよ。そういう心配がないのは、乙女心が発酵して男気になっちゃった女の子だけザコ」
パーラ「おい」
アリーサ「こっちみんな」
ザコ「……はぁ」
パーラ「溜息つくな!」
アリーサ「失礼な奴だな!」
アセム「うーん…俺もキオの事は見守るべきなんだろうか」
東方不敗「この馬鹿弟子の弟がぁ!!」
アセム「うわっ!東方先生!!」
東方不敗「女親が甘いのは必然。だがそれに男が倣ってどうするか!!
       嫁が褒めて伸ばすなら、その分腰を入れ足を踏ん張り、家の大黒柱たる男が叱って伸ばすのが筋ではないか!!」
グラハム「おお、これがジャパニーズ雨と無恥!!」
アセム「ま、まだロマリーと結婚するつもりは……そ、それに家の大黒柱はアムロ兄さんだし……」
アリーサ「アセム、男らしくないぜ!しゃきっとしな!」
アセム「アリーサ…」
パーラ「キオにガツンと言ってやりなよ!それでもキオが辞めないってんなら、それはそれでキオも根性あるじゃねえか」
ウルフ「なれよ、アセム……地震雷火事スーパ親父に……」
アセム「隊長!!……俺、やります!!」

キオ「あ、いたいた!!」

アセム「キオ!」
キオ「アセム兄さん、はいコレ!」
アセム「これは……花?」
キオ「パーラさんも。良かったらお店に飾ってください!」
アリーサ「こんな量の花束、どうしたんだ?」
キオ「学校で花壇係なんです!花は沢山咲きすぎるとお互い栄養を奪い合って種を付けなくなるから……狩っちゃいました♪」
アセム「そ、そうか……」
アリーサ「で、でも仕方ないとはいえ花を狩っちゃうなんて可哀相だな」
パーラ(うわ、がさつ女のセリフじゃねえ)
アリーサ(うるせえ、自覚はあるっての!)
キオ「可哀相……?何が?」
ザコ「Oh……キオ君、花を狩ってる時の気分はどうだったザコか?」
キオ「すっごく楽しかったです!見てください、この花なんか良い感じに切れてるでしょ?管がハッキリみえる切り口で……」
アリーサ(アセム)
パーラ(アセム)
ザコ(アセム、今ザコ。叱るザコ)
アセム「キ、キオ!!」
キオ「はい!」
アセム「お前が係の仕事を頑張った事、そして俺達に花を贈ってくれた事、その事が一番嬉しいよ。お前の気持ちは伝わった。
     大きな事じゃないかも知れない。でも小さくても気持ちを伝え続けることは無駄じゃない。それは何か大きなプレゼントをするよりずっと尊いものだ」
キオ「アセム兄さん……」
アセム「これからも頑張れよ、キオ」
キオ「はい!!」
ザコ(だめだこりゃ、ザコ)
アリーサ(そういやアセムもキオに怒ったこと一度もねーや)
パーラ(駄目親父…もとい兄貴)
アセム(うっ…Xラウンダーじゃないのに、みんなが失望しているのを感じるっ)

474 名前:通常の名無しさんの3倍 :2012/11/10(土) 07:49:38.45 ID:???
刹那「ちょっと花と対話しようか」
キオ「モウヤメヨウヨ」ズルズル

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最終更新:2015年11月19日 19:50