386 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 03/01/10 12:11 ID:???
とある高級レストランにて
シロー「ごめん、待たせたかい?」
アイナ「いえ・・・」
シロー「急な仕事が入ってたんだ。来れなくなるかと思ったよ。」
アイナ「でも今時間ちょうどじゃ・・・そんなに早く済む仕事だったんですか?」
シロー「・・・あ、ああ。今日は遅れられないから、物凄く頑張ったんだ。(悪いなエレドア・・・)」
アイナ「ふふ、シローらしい。」
ウェイター「ご注文はお決まりでしょうか?」
390 名前: 386続き 投稿日: 03/01/10 12:32 ID:???
その近くのテーブルにて
シャア「アムロ!計算してみたが貴様の会社の株価下落は止めることはできん!私のところに来い!」
アムロ「たかが株価の下落など、新製品開発で押し返してやる!」
シャア「国内市場だけではもたん時が来ているのだ!私のところになら海外市場へのパイプがある!何故それをわからん!」
アムロ「まだ国内市場での需要は落ちていない!貴様ほどの男が、何て臆病な!」
シャア「ロランは私の母になってくれたかも知れない女性だ!」
アムロ「いや男だし・・・?」
シャア「どうした?」
アムロ「あれは、シロー?」
続く
393 名前: 386続き2 投稿日: 03/01/10 13:00 ID:???
レストラン厨房にて
ビルギット店長「ありがとうシーブック。いや、こんなに客が入るなんて思ってなかったんだ。」
シーブック「いえ。でもパンが無くなるなんていうのは凄いですね。」
ビルギット店長「ああ。カロッゾさんに追加注文を引き受けて下さってありがとうと伝えてくれ。うちはお宅のパン以外使いたくない、ともな」
シーブック「はい。じゃあ、失礼します。」
ビルギット「ああ、気を付けてな。」
シーブック(何で鉄仮面のパンはあんなに評判良いんだろ?
- そりゃ美味しいんだけど、普通あんな奴の焼いたパンってなんか警戒しないか?「バグパン」とかあるし。
まあ、セシリーが綺麗だからかも知れないけど。)
シーブック(ほんと、セシリーの接客があるから強いんだ。たぶん鉄仮面が僕を外回りばっかりに使うのは、僕とセシリーを引き離したいからだろ・・・
あれ?シローにいさん?女の人と一緒だ・・・)
続く
396 名前: 更に続き 投稿日: 03/01/10 13:08 ID:???
レストランの外、メインストリートにて
カメラマン「それじゃ、協力ありがとう。ほんと、助かったよ。」
ロラン「はい。それじゃ。」
ロラン(僕がそんなにファッションセンスが良かったなんて思わなかったな・・・ん?
あの中にいるのは・・・シロー兄さん?女の人もいる。
- その後ろで田代チックに覗いてるのは・・・アムロ兄さんとシーブックだ。)
とっさに近くのコンビニに飛込むロラン。
小麦粉装備のままで。
続く
400 名前: また続き 投稿日: 03/01/10 13:21 ID:???
舞台は再びレストランの中へ
仲睦まじげに食事する二人を見守る兄弟達+シャア。
シャア「あれは、サハリン家の令嬢じゃないか。」
アムロ「知っているのか?」
シャア「うちの大株主の一人だ。アムロ、うちに来るなら君の弟さんの恋が報われる確率はかなりアップするが」
アムロ「いや、シローは一人でうまくやるさ。」
シャア「何ならロランが私のところに来るだけでも」
アムロ「黙れ」
シロー「それでさ・・・アイナ?」
アイナ「・・・はい」
シロー「この前の・・・その、
ほら・・・プロポーズの、返事、聞かせて、くれる?」
アムロ「キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!」
シャア「キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!」
シーブック「ナント━━━(゚∀゚)━━━ッ!!!」
続く
406 名前: ラスト(と言いつつ終わらないが) 投稿日: 03/01/10 13:53 ID:???
アイナ「・・・」
シロー「・・・」
ギャラリー「・・・」
アイナ「ごめんなさい、シロー。」
テーブルに倒れ伏すシロー
アムロ「・・・」
シャア「( ´,_ゝ`)プッ」
ロラン「?」
シーブック「ナント━━━(´・ω・`)━━━ッ!!!」
アイナ「ごめんなさい。私はまだ兄を支えないといけないから。」
シロー「・・・」
アムロ「テーブルに戻るか(´・ω・`)」
シャア「・・・あれでは道化だな。」
こっそり戻っていく二人。
アイナ「・・・でも、シロー?」
シロー「う・・・ん?」
アイナ「忘れないでください。その、私がプロポーズを将来また受けて結婚するとして」
シロー「・・・」
アイナ「その相手は、シロー、その、あなた以外にはありえませんから・・・」
赤面する二人+シーブック。
アイナ「もうちょっと待ってください。そうすれば・・・私、喜んであなたのところにお嫁に行きます。」
シロー「アイナ・・・ありがとう。」
アイナ「シロー・・・」
シーブック(帰るか。・・・えっと、何だっけ?
「人の恋路を邪魔する奴は、馬に蹴られて死んじまえ」、か。くらばらくわばら)
冬の風が吹く。
静かに夜が更けていく。
一月の、とある日の出来事。
終わり
408 名前: 後日談 投稿日: 03/01/10 14:02 ID:???
その日
シロー「ただいまー」
ロラン「あ、ああ、おかえりなさい。シーブック見なかった?まだ帰ってきてないんだけど」
シロー「いや、見てない。」
アムロ「ああ、シロー。お帰り。ええと、頑張れよシロー。」
シロー「?」
その後、何故か兄弟が異様にシローに優しかったという。
シーブックにより全てが明かされるまで・・・
マジで終
401 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 03/01/10 13:22 ID:???
396
|⌒⌒'、
|"メ""ミ) アムロ、君の弟の交際は順調なようだな。
|∀▼ノ 先を越されるぞ?
|⌒⌒'、
|νyy'ソ 34歳独身男が何を言いますか?
|, ゚ー゚ノ しかも人ん家の弟をママンと呼んでる変態が。
| とノ
最終更新:2017年05月18日 02:01