シン「どうして俺はこう影が薄いんだろう……何とかして目立たなくちゃいけない。
   でも他の兄弟を参考にするとなると……」

~食卓~

ウッソ「アムロ兄さん」
アムロ「ン?」

ピキーン!

アムロ「しょうゆならお前の手元にあるだろう」
ウッソ「あ、本当だ」

~庭~

カコーン!
ドモン「ふう」
ロラン「あの、ドモン兄さん」
ドモン「気にするな、ロラン。これも修行の一環だからな」
ロラン「いや、素手で薪なんか割られても使い道がないんですけど……」

~居間~

ロラン「キラ、どうもテレビの調子が良くないんですよ」
キラ「分かった、見てみるよ(五秒ぐらい)はい、直ったよ」
ロラン「なんとなくいろいろと納得がいかないんですけど、ありがとうございます」

~道端~

アル「あのザクは何かなコウ兄ちゃん」
コウ「あれはかなり後期のモデルだな。具体的に言えば戦争終結一ヶ月前ぐらいの」
アル「よく分かるねえ」
コウ「ほら、スラスターの形がこう、微妙に違うだろ」
アル「分かんないよ」
コウ「すぐに分かるようになるって。ほらそれに、脚部のあの辺のパーツが」
アル「分かんなくてもいいや」

~とある銀行~

ギャバン「なに、シローが一人で突入した!? あの馬鹿がっ」

パラタタタタタ!

ギャバン「銃撃……! シロー!」

ドーン!

ギャバン「なんだ、爆発!?」
部下「ああ、隊長、あれ!」

立ち上る炎の中から歩いてくる影が一つ!

シロー「俺はアイナと添い遂げるぅぅぅぅぅ!」
アイナ「シロー……」
部下「シローの恋人が人質になっていたそうで……」
ギャバン「だからって一人で犯人一網打尽かよ」

321 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:2006/06/10(土) 12:15:06 ID:???
~パン屋~

シーブック「いらっしゃいませ……!? ウモン爺さん?」
ウモン(手招き)
シーブック(……仕事か)

その夜、市街地のビルを飛び回る一つの影。

ニュースキャスター「えー、キンケドゥです、怪盗キンケドゥ・ナウが現れました!
          今日のターゲットはグエン・ラインフォード邸だそうで……
          あーっと、銃撃です、銃撃が始まりました!
          おお、これは凄い。キンケドゥ、マントで銃弾を全て弾いています!」
ミケル「当たったのに、銃弾が当たってるのに!」
シロー「ミケル、頭を切り替えろ! 死ぬぞ!」
ニュースキャスター「キンケドゥ、警官隊を潜り抜けてラインフォード邸に侵入!
          おーっと、すぐに出てきました! 手に何か持っています、あれは……ブリーフ!?」
グエン「ああ、返してくれ! それは私が極秘に入手した、ローラの」
キンケドゥ「いらんことさせるな変態、こっちはこれでも忙しいんだよーっ!」
ニュースキャスター「あーっ、ラインフォード卿が蹴り落とされました! 今日のキンケドゥは微妙にバイオレンスだーっ!」

シン「駄目だ駄目だ! どいつもこいつも真似するには微妙にハードルが高い!
   何か、何かないのか、こう、俺にもできて簡単に個性がつけられる……」

バーニィ「……」
マユ「……」
シン(て、手招きしてる!?)


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最終更新:2019年03月04日 18:06