アムロ「こういう時は『白狼』に行くに限る……あそこの寿司で心身を癒そう」
シン「いらっしゃい」
アムロ「適当に握ってくれ」
シン「へいっ」
アムロ「今日は盛況なようだな」
ドロシー「それでね、チェイったらワサビの入ったお寿司が食べられないんだって。子供ねぇ」
ロラン「こらっ、あんまり高いネタを頼まないの。月に一度の贅沢とはいえドアンの給料は多くないのよ?」
クリス「そうなの、バーニィったらハンバーグが上手で……どうやったらあんなに美味しく作れるのかしらね」
ドロシー「それでさ、今度ハングライダーの大会あるらしくって、みんなで応援に行く事になってるの」
キース「たまには和食もいいですね。普段パンばかりだから、こういうのも新鮮でいいや」
クリス「だからさ、クェスだって進歩してるよ。これも修行の成果ね」
ドロシー「さすがトレーズ様、箸を濡らさず食べるだなんてエレガントですわ」
キース「それでさぁ、コウの奴またシーマさんに誘拐されて……」
トロワ「んでさ、俺の姉貴が子供を……」
シャア「そのエドワウっていう奴が僕そっくりでさ、まるで双子みたいだったよ。ハハハ」
シャア「訳の分からん変態の記憶が……何かその人のコピー作ろうとしてたとかどうとかで……」
アムロ「賑やかでいいな。ここにはややこしい問題が何ひとつ無い……」
シン「ここがキラ兄が美味しいって言ってた寿司屋か……」
シン「いらっしゃい」
アムロ「あ? おーい、こっちこっち」
シン「あれ、アムロ兄さん? 兄さんもここのお得意さんとかだったりするの?」
シン「おや、旦那の弟さんで?」
アムロ「ああ。人数が多くてね……時々何人かの弟の存在を忘れるよ」
シン「そういえば忘れられてた事あったね……」
シン「そりゃいけませんよ旦那。兄弟なんですから、もっと……」
アムロ「しかし弟が14人だぞ? 多すぎるよ……」
シン「じゅっ、14人……? それは、達者な親御さんで」
シン「まったくだよ。……って、あれ? うちは15人じゃなかった? コウ兄さんあたり忘れてない?」
アムロ「弟が、14人だよ」
シン「あ、自分はノーカウントだった訳ね」
アムロ「まったく、お前はおっちょこちょいだな」
シン「ハハハ」
シン「仲のよいご兄弟で」
最終更新:2019年05月18日 20:10