90 名前:通常の名無しさんの3倍 :2013/11/05(火) 06:42:50.96 ID:???
カトル「リリーナさん、今日はヒイロの代わりに僕がSPをさせて貰います」
リリーナ「あら?貴方だって忙しい身ですのに……
それに先程連絡がありまして、今日の予定は白紙になってしまったのですですから護衛は必要ありませんよ」
カトル「プライベートの方が危険ですよ。僕のコトは気にせず、使用人とでも思ってください」
リリーナ「困ります……。それに急にオフになったことも。何をしていいやら……」
カトル「はは、ワーカーホリックですね」
リリーナ「ヒイロは用事があるのでしょう? そうですね……友人とどこかに出かけましょうか」
カトル「そんな訳でリリーナさんはお友達とサファリパークへきたのだった」(運転中)
リリーナ「あら見てください、ティファさん。ニシローランドゴリラです」
ティファ「ゴリラ・ゴリラ・ゴリラですね」
リリーナ「ええ、ゴリラ・ゴリラ・ゴリラです。握力が800㌔もあるんですよ」
ティファ「はい。でもゴリラさんは優しい人だから……」
カトル(なんだろう、この会話……)
リリーナ「そうです、ゴリラさんは私と腕相撲した時もワザと負けたんです」
カトル(何やってるんですか、リリーナさん!?)
リリーナ「私、ゴリラさんを問い詰めました。でも視線を逸らされたのです」
ティファ「ゴリラさんはシャイだから……でも目を逸らさないで見て欲しい」ガラガラ
カトル「ちょっ……外に出ないでください!?」
リリーナ「お久しぶりですゴリラさん」テクテク
カトル「リリーナさんまで!!」
ゴリラ「ウホ?」
ティファ「リリーナさんを……見て」
リリーナ「ティファさん、平和とは誰かに強制されてなされるものでないように
ゴリラさんの視線も無理に私に合わせるものではない筈です。ゴリラはとても繊細な生き物なのですから……」
ティファ「はい、ゴリラはストレスで死んでしまう時もあるくらいです。でもこのゴリラさんは大丈夫」
カトル(なんで二人ともそんなにゴリラに詳しいんですか?!)
ゴリラ「ウホウホ!」
ティファ「とても強い意志を持つ人です」
ゴリラ「ウッホ!」グッ
リリーナ「まぁ、まるでミリアルドお兄様を彷彿とさせるゴリラですね!!」
ティファ「きっとガロードとも友達になれます」
ゴリラ「ビーストウォーズ!」
リリーナ「私もティファさんのように動物とお話ができたらいいのですが……」
ティファ「私は自分をニュータイプだと思ったことは一度もありません。リリーナさんも私のように動物とお話をすることだってできる筈」
リリーナ「……私は逃げていました」ポイッ
カトル「リリーナさん、どうして靴を脱いで腕まくりを……」
リリーナ「ゴリラさん、相撲です!!」
ティファ「拳と拳で分かりあう友情……ガンダムファイター……」
カトル「ちょっとそこの完全平和主義!!」
カトル「大変有意義なオフだったそうですよ……」
ヒイロ「リリーナはあれでいてアウトドア派だからな」
ガロード「ティファも動物好きだし、動くときは動くもんね」
ヒイロ「同級生では中々そういう趣味を持つ相手が居なかったようだが、ティファがいてよかった」
ガロード「何時の間に二人とも仲良くなってたんだろうな?」
カトル「貴方達が意外と仲がいいからじゃないですか……」
ヒイロ「だがカトル、お前の任務は失敗だ。コレを見ろ」
ガロード「雑誌?」
ヒイロ「リリーナのプライベートがパパラッチされた」
カトル「なんですって?僕がついていながら……」
ガロード「なになに
ドーリアン外務次官の休日。動物と戯れる3人の美少女」
カトル「……なんですって?」
ヒイロ「ドーリアン外務次官の休日。動物と戯れる3人の美少女……だ」
カトル「3人……美少女……ふ、ふふふ……
安心してください、ヒイロ。僕が責任もってその出版社をツブ……交渉してきますから。ふふふ……」
ヒイロ「感情のままに行動するこのは人間の正しい生き方だ」
ガロード「このティファの写真のネガだけは俺にコッソリくれよー」
最終更新:2016年02月03日 18:17