114 名前：１ ：2014/05/25(日) 16:04:59.75 ID:???
セイ「レイジ、天袋から登場しないでよ！」
セイ「だからってアイラは畳を開けて出てこない！」
セイ「劉備さん！！対抗して出てくる場所を探さないで！！そういうキャラじゃないでしょ！？」
ガラッ
セイ「グエンさん！？何でそんな所に隠れてるの！？」
ギンガナム「休日だというのに、セイのツッコミも昼間から絶好調であるな」 ツインバスターライフル！＞ヒイロ
グラハム「シンが旅行に行っているからな。その分も、という事か」 待って下さい、殿が……気にする事でもありませんね＞孔明
ギンガナム「おかげでサテリコンに行く気がしないのである」 お殿様なんでしょ！？気にしてよ！＞セイ
グラハム「私もだ。そう考えると、少年こそサテリコンの女神だな」
ギンガナム「なかなか面白い事を言う、全くだ」
セイ「そんな訳ないで……うっ！？」ｶﾞｸｯ
グラハム「どうした！少年！？」
セイ「う、腕が……」
115 名前：２ ：2014/05/25(日) 16:06:57.28 ID:???
テクス「電気を当てて……少しじっとしていてくれよ」
セイ「はい」
レイジ「で、どうなんだよ」
テクス「レイジ君、落ち着いて。アムロにも、説明するから」
アムロ「はい、お願いします」
テクス「簡単に言うと、セイ君はツッコミ腕だね」
チナ「ツッコミ腕！？」
シャギア「野球肩、野球肘と言えば分かるかな？」
アムロ「なるほど……！」
テクス「つまり、セイ君はツッコミの様な腕の動きを短期間に行った事で負荷が掛かり腕を痛めてしまったんだ。
心当たりはあるかな？」
アムロ「確かに、シンがレイやアウルと旅行に出ていて、ここ２日はツッコミがセイ１人きりになっていた」
テクス「ビンゴだな。とにかく、少しの間セイ君にツッコミは休ませたほうがいい。
大丈夫。１週間くらい通ってもらうけど、こいつは完治できる」
レイジ「良かったな、セイ、チナ」
テクス「だけど、こういう事が何度も続く様だと、長期のリハビリが必要になる事態もあり得る。
少し、考えたほうが良いぞ」
セイ「そうですか……」
テクス「まあ、
ミンチになればどんなに酷くてもすぐ治せるが……」
セイ「お断りします！！」
テクス「だよな」
116 名前：３ ：2014/05/25(日) 16:10:12.50 ID:???
その日の午後……
東方不敗「誰かと思えばドモンの弟ではないか、川原で１人きりになって何をしておる？」
セイ「東方不敗さん、実はかくかくしかじかで……」
東方不敗「ほう、ツッコミ腕が再発するかもしれぬ、と。それで不安になって、たそがれておったのか」
セイ「はい」
東方不敗「ふん、ドモンに劣らずの間抜けよ」
セイ「ま、間抜け！？」
東方不敗「当然よ、貴様の兄は貴様とは比べ物にならない程ツッコミをしておる。
だが自分は腕を痛めて、シンは平気。さすればこれは何故だ、と考えぬか」
セイ「それは、確かに……」
東方不敗「これを見よ」
セイ「タブレット？って、ええっ！？」
東方不敗「何じゃ？儂がタブレットを使うのがそんなに不思議か？」
セイ「そういう事じゃあ……」
東方不敗「顔に出ておるぞ。相手の動きを動画で見て分析する、今は誰もがやっておる。
まあそんな事はどうでもよい。重要なのはこの映像よ」
セイ「これは……クイズ２００のことの時の……僕とシン兄さんの……ツッコミ？」
117 名前：４ ：2014/05/25(日) 16:12:12.30 ID:???
東方不敗「セイ。この腕の動き、何か気付かんか？」
セイ「見比べると……違うって事しか……」
東方不敗「それで十分よ。セイ、貴様のツッコミは腕に負担が掛かっておる。
だが、シンは負担のかからぬ動きでツッコミを入れておる」
セイ「そ、そうか。だからシン兄さんはあれだけツッコんでも何ともないのか。
でも、僕に出来るかどうか……」
東方不敗「弱音はやってから言ってみせんか！どれ、まずはゆっくり、真似をしてみようか」
セイ「た、確かにこれは楽だ。腕が自然に動くっていうか、ガイドビーコンが出ている感じだ」
東方不敗「あやつはこれを無意識にやっておる。天賦の才であろうな。だが、貴様もこの動きに近付く事はできる」
セイ「僕が、シン兄さんみたいに……！」
東方不敗「この映像を授けよう。ドモンが手刀を極める為に撮った、シンのツッコミの動画ぞ」
セイ「あ、ありがとうございます！」
東方不敗「例などいらぬわ。弟子の弟が体も碌に使えんとなれば、師の名折れだからな。
はっはっは！」
セイ「行っちゃった……よし、次に会う時は正しいフォームでツッコミ出来るように、頑張ろう！」
セイ「練習だ！」
ﾌﾞﾝｯ
セイ「って痛った！？……そっか、今日は安静にって言われてたんだっけ……とほほ」
おわり
最終更新：2016年03月26日 21:36
