138 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:2006/11/30(木) 20:04:43 ID:???
ステラ「……こんにちは」
ロラン「ああこんにちはステラちゃん、最近よく来ますね」
ステラ「シンに会いたいから」
ロラン「(相変わらずストレートな……)シンならいつものように部屋に……」
ステラ「ううん、今日はね、お兄さんにお願い、あるの」
ロラン「え、僕に? なんですか」
ステラ「お料理、教えてほしい」
ロラン「えーと、つまり、シンに食べさせてあげたい、と?」
ステラ「うん」
ロラン「やっぱり。うーん、でも参ったな、僕は教えられるほどの腕じゃ」
ディアッカ「話は聞かせてもらったぜ!」
ロラン「うわぁ! いつからいたんですか!?」
ディアッカ「気にするな、通りすがりってやつだぜ! それよりも、その子のグゥレイトな心意気に答えてやろうぜ!」
ステラ「黒い人が教えてくれるの」
ディアッカ「その呼び方はいろいろアレだけどまあいいさ。教える料理は」
ロラン「チャーハンですか」
ディアッカ「グゥレイト! なんで分かったんだ?」
ロラン「それしか作れないってずいぶん有名ですよ」
ディアッカ「ははは、まさしくその通り。だがチャーハンだけはプロ並だ! さて、厨房借りるぜ」
シン「……なるほど、このチャーハンにはそういう理由が」
ステラ「うん。食べて」
シン「……」
ステラ「……食べたくないの?」
シン「ああいや、食べたいのは山々なんだけど、一つ聞いていいか、ステラ」
ステラ「なに」
シン「これ作ってる最中にアムロ兄さんが何かしなかった? 変な薬いれたりとか」
ステラ「ううん」
シン「そっか。じゃあ心配ないな。いただきまーす」
~十分ほど後~
シン「ごちそうさまでした」
ステラ「おいしかった?」
シン「ああ、すごく……うっ!?」
ステラ「?」
シン(な、なんだこれ、すごいムラムラしてきて……うわ、こ、股間が……!)
ステラ「何で体育座りしてるの?」
シン「いいいいいや、別に何でもないよステラ」
ステラ「そう?」
シン(やばいやばいやばいやばい! このまままじゃステラを……!)
ステラ「?」
シン(ああステラ、そんな無垢な瞳で見つめないでくれ! 今の俺は汚らしい獣同然の……!
っつーか何で急に!? アムロ兄さんは何もしてないはずなのに)
ステラ「シン、具合悪いの?」←例によって顔を近づける。
シン「い、いや、大丈夫だよ。それよりステラ、本当に料理中アムロ兄さん何もしなかった?」
ステラ「うん」
シン「ううう、そうだよな、ステラが嘘吐くはずないし……でもおかしいな、それじゃ一体なんでこんな」
ステラ「だけど、こういうのならあった」
139 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:2006/11/30(木) 20:05:28 ID:???
~回想~
コウ「あ、ステラちゃん」
ステラ「?」
コウ「なんかよく分かんないんだけど、この瓶をアムロ兄さんが。『料理にこれをいれればおいしくなるよ』だって」
ステラ「分かった」
~回想終了~
シン「あのアフロォォォォ!」
ステラ「シン、震えてる……寒いの? 風邪?」
シン「いやいや大丈夫だよステラ。大丈夫だから少し離れて……!」
ステラ「あ」
シン「え」
ステラ「シン、股間腫れてる(さわっ)」
シン「!!」
ぶちん♪
ロラン「……なるほど、そういう訳でシンはステラちゃんが帰ってからトイレに篭りきりという訳ですか」
アムロ「そうみたいだな」
ロラン「他人事のように……あのですねアムロ兄さん、いくらなんでもこれは度が過ぎてますよ」
アムロ「いや、俺は奴を信用していたのさ。あんな薬に負ける男じゃないってな」
ロラン「……そんなこと言っておいて、違う結末になったとき用に別の言い訳も用意してましたね」
アムロ「まあな」
ロラン「はぁーっ、全く」
アムロ「……」
コウ「なんか不満げだねアムロ兄さん」
アムロ「まあな。俺としては」
~想像中~
ぶちん♪
シン「うおぉぉぉぉぉぉぉぉ……!」(バタン!)
ステラ「シン、どこ行くの?」
シン「……ぉぉぉぉおおおおお!」(バタン!)
コウ「ん、どうしたシン?」
シン「責任取ってケツ貸せコウ兄ぃぃぃぃぃ!」
コウ「アーッ!」
~想像終了~
アムロ「という展開に期待していたんだが」
コウ「アムロ兄さん実は僕のこと嫌いでしょ」
アムロ「いや大好きだぞ。ネタ的な意味で」
最終更新:2019年03月22日 20:54