666 :通常の名無しさんの3倍:2014/08/14(木) 00:11:17.90 ID:???
ゼハート「いいか、我々は確かに嫉妬で壁を叩く。イチャイチャしているアセムをみて壁を叩く」
マオ「イチャイチャしているセイはんやレイジはんをみて壁を叩くんや」
ゼハート「だが別に私はロマリーと付き合いたいわけではない」
マオ「当たり前やね。ワイにはミサキちゃんがおるんやし、チナはんやアイラはんとデートしたい訳やないんよ」
ゼハート「いや、むしろ祝福すらしている。幸せになりやがれこんちくしょーぐらい思っているんだ」
マオ「2人が別れればいいのになんて思ったことなんてあらへんよ」
ゼハート「問題は一通り心の中で祝福した後に訪れる虚無感だ」
マオ「いわゆる一つの賢者タイムってやつやね」
ゼハート「お互いを支え合い、慈しみ逢合える幸せな2人。この先もずっとそうでありますように……」
マオ「その未来において、わいは一体何しとるんやろ……?」
ゼハート「2人がアルバムを一杯にするぐらい逢瀬を重ねて、周りから祝福されて結婚し、子供が生まれ……」
マオ「そんな未来で自分はまだ喪男やったらどうしよう……」
ゼハート「将来に対する不安」
マオ「そしてそれは誰が悪いという訳じゃない」
ゼハート「つがいを見つけられなかった自分が悪い」
マオ「ワイって何のために生まれたん?」
ゼハート「友人は家庭を持ってるのに、いつまで俺は独身なんだ?」
マオ「わいかてあの2人みたいに幸せ家族計画したいわ!!」
ゼハート「羨ましい、あんな風な充実した人生を送れる(予定の)アセムが羨ましい」
マオ「虚しい、あんな風な充実した生活を送れないであろう自分が虚しい」
ゼハート「その思いを込めて、壁を叩く」
マオ「むしろ戦うべきは己自身、奪いたいのは彼女さんではなく彼氏さんの在り方」
ゼハート「それが壁叩き」
マオ「寝取られ・嫉妬・いいお友達でいましょうの類の感情やない」
ゼハート「純然たる羨望こそ壁叩きにおける本質」
マオ「敵は外にあるのではなく内にあり。禅の境地やね。京都だけに」
ゼハート「壁を叩くという行為は、この精神修行の零れ出た姿にすぎない」
マオ「壁を叩く姿だけをみて全てを知った気でおったらアカンよ」
ゼハート「では今日の講義はここまで」
マオ「宿題として、夜中漠然と根拠のない自分の幸せを思い浮かべた後に
そんな都合のええことあらへんやんって自己嫌悪して死にたくなること。以上」
最終更新:2016年04月17日 11:45