39 名前:通常の名無しさんの3倍 :2014/09/11(木) 15:40:13.22 ID:EjHDZ7QQ0
唐突だがマリーダ話
ネーナ「マリーダってさ、苦手なものはないの?」
マリーダ「何だ、いきなり」
ネーナ「教室にゴキブリとかが出てきても涼しい顔して処理してるじゃない。沙慈なんて悲鳴まであげてたのに」
沙慈「あ、あれは油断してたところに急に出てきたからであって…」
ルイス「安心して。どんなに沙慈が弱くても私が守ってあげるわ」
沙慈「流石にそれはちょっと情けないような…」
シーブック「いちゃつくのは余所でやってくれ」
ネーナ「たとえばオバケとか。どう?」
マリーダ「別に。見慣れているしな」
ネーナ「え?」
マリーダ「お前の後ろにもいるぞ。頭にビームサーベルの刺さった褐色肌の女が…」
ネーナ「じょ、冗談はやめてよ。真面目な顔で言われたら本気にしちゃうじゃない」
マリーダ「本当だぞ。ほら、こちらに向かって手を振っている
なに、『コノ女ヲ祟リ殺ス』だと…」
40 名前:通常の名無しさんの3倍 :2014/09/11(木) 15:42:27.54 ID:EjHDZ7QQ0
ネーナ「ほ、本当!? ひええ、ルイス! ルナ! ファにセシリー!
…もうこの際カテジナでもいいや! ヘールプ!」
ルイス「わわ、こっち
来ないでよ! 幽霊が感染るじゃない!
ほらルナ、持ち前の悪運で悪霊の一つや二つ!」
ルナマリア「誰が悪運ヒロインよー! ああ、来ないで! いやあああああ!」
カテジナ「この際カテジナでもいいって失礼ね…ちょっと、寄らないでよ!」
ネーナ「ひどい、友達のピンチに誰もかれも助けてくれないの!?
どうせ助からないならこの性悪お嬢も道連れにしてやるぅ!」
留美「悪霊に憑りつかれる人生というのも刺激があっていいかもしれませんね
あと私を性悪お嬢などと下品な名で呼ばないでくださる? この貧乏野蛮人」
ネーナ「相変わらずウザッ! しかもなんか喜んでるし! こンのドM女!」
留美「失礼な。私は品のないマゾヒストとは違います
そう、いうなれば非日常の探究者…」
沙慈「普通の人から見れば十分すぎるくらい非日常な毎日を送ってる気がするんだけど」
シーブック「だよな…」
41 名前:通常の名無しさんの3倍 :2014/09/11(木) 15:48:39.16 ID:EjHDZ7QQ0
セシリー「それにしても、マリーダも変わったわね」
カミーユ「変わった?」
セシリー「転入してきたころは、あんな冗談は言わなかったのに
今ではあんな風に脅かして楽しそうにしてる」
シーブック「なんとなく楽しそうにしてるのはわかるけど。
あの幽霊の話、冗談だったのか?」
カミーユ「なんで俺に聞くんだよ」
シーブック「我が家で一番霊感が強いのはカミーユだろ」
カミーユ「あのなぁ。でも、確かに見えないな。褐色って言うからララァさんあたりが紛れ込んでるのかと思ってたけど」
シーブック「あ、ハマーン先生が乱入した」
ハマーン「休み時間とはいえ少しは静かに出来んのか貴様ら!」
ネーナ「先生助けてー! 悪霊が、悪霊が私にぃ!」
ハマーン「な、なに!?」
セシリー「あの、ハマーン先生。実は…」
ジャマイカン「省略!」
セシリー「というわけで」
ネーナ「嘘だったの? 嘘ってのが嘘とかいうオチじゃないのね?」
マリーダ「すまない。言っているうちに止まらなくなってしまって…
何故
こんなことをしたのか、自分でもよくわからないんだ」
42 名前:通常の名無しさんの3倍 :2014/09/11(木) 15:51:32.98 ID:EjHDZ7QQ0
ネーナ「そうね、そうよね。悪霊なんているわけないものね…ブツブツ」
ハマーン「トゥエル…いやマリーダがそんなことをするとはな」
マリーダ「申し訳ありません、先生」
ハマーン「そうか。ふふ、ジンネマン氏やグレミーは喜ぶだろうな」
マリーダ「マスターとグレミー兄さんが…ですか?
こんな馬鹿げたことをしたというのに」
ハマーン「そのあたりはまだわからんか。まあいい
すべてが良い方向に変わっていく…嬉しい限りだよ、マリーダ」
ネーナ「な、なんか丸く収まりそうでよかったわ。じゃ、そういうことで…」
ハマーン「待て。それとこれとは話は別だ。騒いだ者全員、職員室に連行する」
ルイス「やっぱりこうなるのね…はぁ」
ルナマリア「一方的に叫んで暴れてたのはそこの暴走娘です。私たちは悪くありません!」
ハマーン「知ったことではない。あと
カテジナ・ルース!」
カテジナ「は、はい!」
ハマーン「何をこそこそしている
もしや、どさくさに紛れて逃げるつもりだったということはないだろうな?」
カテジナ「そ、そそそそんなことは…」
留美「そういえばお説教を受けるのは初めてだわ。いい刺激になるかも」
ネーナ「喜んでんじゃないわよこの成金マゾ女!」
留美「だからマゾでないと何度言えばわかるのかしら
脳みそスポンジ構造の原始人はこれだから困るわ」
ネーナ「ぬぁんですってぇ!?」
ハマーン「いい加減やめんか貴様ら。マリーダ。お前も来い」
マリーダ「はい」
43 名前:通常の名無しさんの3倍 :2014/09/11(木) 15:54:13.45 ID:EjHDZ7QQ0
そして、うやむやになってしまったマリーダの苦手なものについてだが
その晩、
アクシズ家にて
プル「あ、ナメクジ!」
プルツー「あ、バカ! マリーダの前で…」
マリーダ「ナメクジ!? ナメクジどこですか!?」
プルツー「遅かった…」
プル「一時てったーい!」
マリーダ「どこだ、ナメクジ! わかるんだ…私にはわかるんだぞ!」
ハマーン「まったく…男嫌いはなんとか克服できたというのに、ナメクジは未だにダメか」
グレミー「そのようです」
ハマーン「…なぜああもナメクジが苦手なのだろうな」
グレミー「幼いころナメクジに肌の上を這いまわられたのが原因ではないかと…」
キャラ「よくよく見ると結構かわいいんですけどねー」
マシュマー「それで我々はどうなるのだ。これでは家に戻れんぞ」
グレミー「マリーダの気が済むまでは近寄れないでしょうね
もっとも、気が済んだ時には家はがれきの山だと思いますが…」
あと二コマあるけど、規制引っ掛かったら
議論所のほうに投下します
44 名前:代理投下 :2014/09/11(木) 16:04:23.64 ID:r+TJpDNs0
ハマーン「…仕方がない。今晩は各自で宿をとれ
マリーダには後できつく言っておくとしよう」
キャラ「仕方ない割に嬉しそうですねハマーン様。
じゃ、あたしはランスたちのところにでも厄介になろうかね」
グレミー「この事態だ。父上も部屋の一つや二つ、貸してくれるだろう
プル、プルツー。行くぞ」
プル「お父さんのところにお泊り? やった!」
プルツー「騒ぎの発端なんだから少しは反省しようよ、姉さん…」
グレミー「ラカンはどうする」
ラカン「私は夜の仕事がありますので。
もちろん、ザビ邸までは護衛いたしますが」
グレミー「頼む。優秀なボディガードがいて私は嬉しいよ」
ラカン「もったいないお言葉です」
グレミー「…ところで、お前は一体何の仕事を…」
ラカン「それは私のプライベートにかかわること
雇い主といえども教えるわけには…」
グレミー「そうか。危険なことは謹んでくれよ」
ラカン「承知しております」
45 名前:代理投下 :2014/09/11(木) 16:05:03.46 ID:r+TJpDNs0
マシュマー「私は…」
イリア「マシュマーと私は適当にホテルを取ります」
ハマーン「頼むぞ、イリア」
イリア「お任せを」
マシュマー「こらイリア! 勝手に決めるな!
私はハマーン様とだな…」
キャラ「ハマーン様はジュドーのところに行くんだよ
あんたまで押し掛けたら迷惑だろ」
マシュマー「なにっ!? それでは尚更…」
イリア「ハマーン様に意見するつもりか、マシュマー」
マシュマー「ぐ…! は、ハマーン様、危険な時はいつでもこのマシュマーの名をお呼びください。
たとえ地獄の果てにいようとも…」
ハマーン「わかったわかった…では、解散」
マリーダ「まだいる! いるだろうナメクジ! 私には見える! どこだナメクジぃぃぃぃぃ!」
結局。マリーダは一晩中暴れ回り、すっきりした顔でアクシズ荘の残骸の中に立っていたところを保護された。
当然、ジンネマンやアクシズ荘住人には大いに怒られたという。
おわり
46 名前:通常の名無しさんの3倍 :2014/09/11(木) 22:07:56.56 ID:zqLeBGeg0
45
>イリア「マシュマーと私は適当にホテルを取ります」
イリア「なッ!?誤解だ!誰もマシュマーと同じ部屋を予約するとは言っていない!」
ハマーン「何を一人で慌てている」
マシュマー「ハマーン様の仰る通りだ。私がイリアに手を出すなどと破廉恥な真似をするとでも思っていたのか?」
イリア「いえ、それは・・・・・・」
47 名前:通常の名無しさんの3倍 :2014/09/11(木) 23:19:59.07 ID:0ffOlj2d0
モニク『ウジ虫ぃぃぃぃぃ!』ドカーン!
ホルバイン「爺さんは言っていた…げに恐ろしきモノ、そは女なり」
48 名前:通常の名無しさんの3倍 :2014/09/14(日) 01:25:59.83 ID:Oy381MbC0
フリット「人にはだれでもこの世から消えてほしいと思うくらい嫌いな物ってありますよね。だから…ヴェイガンは殲滅する!」
49 名前:通常の名無しさんの3倍 :2014/09/14(日) 01:33:22.95 ID:we/YhiwK0
キオ「モウヤメヨウヨ・・・」
50 名前:通常の名無しさんの3倍 :2014/09/14(日) 06:11:45.88 ID:47x0w9nq0
シン「あんたってひとはーーーーーー!」
51 名前:通常の名無しさんの3倍 :2014/09/14(日) 06:23:38.63 ID:GEtsUKY30
マリナ「そんなこと言ったら、ダメよダメダメ!」
52 名前:通常の名無しさんの3倍 :2014/09/15(月) 07:20:30.16 ID:TpMVSyrQ0
51
キラ「ダ~メダメよ♪」
カーン!
キラ「え~、今のは割と良かったと思うんだけどなぁ」
ウッソ「ダメです。 いくらキラ兄さんとはいえ、ル○さんの歌は厳しく行きます」
最終更新:2016年04月21日 07:26