776 名前:通常の名無しさんの3倍 :2014/11/20(木) 02:35:11.27 ID:Aq9l8e360
   DASHコロニー!

   上陸から二週間、デブリの衝突によって1/3が壊れてしまったDASHコロニー
   ベテラン小惑星司令のワッケインさんの助けで、廃棄された資源衛星とDASHコロニーの連結作業が進められる。

   城島「やってもうた……」

   途中、城島リーダーが通路まで塞いでしまうというアクシデントがありつつも、ついに新生DASHコロニーが完成
   しかし今度は農業プラントで新たな問題が!!

   ザ・鉄腕DASH!!


キラ「…………」

   この日、キラ君は一人ズゴックで資源衛星の中を探索してた。

キラ「ワイヤーだよね。ワイヤー」

キラ「……コロニーと資源衛星を溶接無しで繋いだ時も思ったけど、ワイヤーでも補強は大事だよね。
   でも中々ワイヤーってコロニーの中に残ってないし。あ、これとかいいんじゃない」

つ廃棄されたデブリ回収用ネット

キラ「これを縦糸と横糸に解して、一本ずつだと強度が足りないから束ねて捻じる……」

キラ「…………」ネジネジ

キラ「…………」ネジネジ

キラ「…………」ネジネジ

キラ「……DASHのロケってホント沈黙多いよね」ネジネジ

キラ「…………」ネジネジ

   捻じり続けること二時間

松岡「お、やってるね~」
キラ「おはようございます」ネジネジ
松岡「これキラ君見つけてきたの」ネジネジ
キラ「あ、はい」ネジネジ
松岡「すごいねー」ネジネジ
キラ「………」ネジネジ
松岡「………」ネジネジ
キラ「………」ネジネジ
松岡「ね、キラ君キラ君」ネジンジ
キラ「はい?」ネジネジ
松岡「中尾彬」」ネジネジ
キラ「ははワロス」ネジネジ
松岡「………」ネジネジ
キラ「………」ネジネジ

777 名前:通常の名無しさんの3倍 :2014/11/20(木) 02:36:30.04 ID:Aq9l8e360
   四時間後

松岡「完成ー!!」
キラ「男二人がワイヤー捻じってるだけってどんなテレビなんですか」
松岡「いいじゃん。これも大事な仕事よ。いやぁ、いいよ、このワイヤー。
    このちょっと錆びてるところとそうじゃないところがマダラになってるところとか味があるよねぇ!!」
キラ「とりあえず柿渋に浸して強度アップしましょう」

   柿渋に浸したワイヤーを吊るしてこの日のロケは終了……

松岡「キラ君とかさー、君らの年代って普段なんの音楽聞いてるの?」
キラ「ミクさんですね」
松岡「そっかー。じゃあじゃあバンドは?」
キラ「けいおん?」
松岡「女性ね、女性。男性バンドだと?」
キラ「しいてあげるならabingdon boys schoolかな?」
松岡「五人組、五人組のバンド」
キラ「五人組ですか……」









   ~~翌朝~~

城島「きたでー」
松岡「リーダーはやいよ。やっぱ人間四十超えるとだんだん朝早く起きるようになるね!」
キラ「おはよーございまーす」
城島「今日は助っ人連れてきたで」

   A.C.で火星開拓をしているゼクス=マーキスさんとルクレツィア=ノインさん

松岡「あ、そうそうリーダー、これみてよ。キラ君が作ったんだよ」
城島「ワイヤーやんけ。ええなぁ、これで開拓大分楽になるで」
ノイン「え?作った……?」
松岡「うん、昨日ネットからばらしてよじってね。俺もちょっと手伝ったけど」
ゼクス「ワイヤーをワザワザ……?」
キラ「ゼクスさん、このコロニーでモノを買うっていう概念はないんです(キリッ」
ゼクス「う、うむ……」
キラ「あ、リーダー。ミラー調整する時間なんでちょっといってきます」
リーダー「手伝おうか?」
キラ「僕一人で大丈夫ですよ」
ゼクス「彼はどこにいくのだ?」
松岡「このコロニー、時計が定期的にズレてさ。だから食料プラントの日射量の調整もその時期に合わせて手動でずらさなきゃならないんだよね」
ノイン「……ズゴックで宇宙にでているが」
城島「宇宙服きてるから大丈夫やで。表面に柿渋塗っとるしな」
松岡「リーダー、宇宙服って。ノーマルスーツって言おうよ、もう。旧世紀の人なんだから」
ゼクス(キラ=ヤマトがMSを選ばずに操縦している……だと!?)

778 名前:通常の名無しさんの3倍 :2014/11/20(木) 02:38:19.78 ID:Aq9l8e360
城島「キラ君モビルスーツの運転上手いなぁ、ホンマ。燃料殆ど使ってへんやん」
キラ「アンバックだけでだいたい動けますから。さ、次の仕事いきましょう!!」ニコッ
ノイン「ゼクス……冷静ですね。私はキラ=ヤマトが勤労意欲に溢れている姿に、自分を見失いそうになる」
ゼクス「私もだ。だが戦士ならば動揺を他人にみせてはならん」

   しかし食料プラントに足を運んだ5人を待っていたのは、稲穂にかかる謎の病気だった――!!

キラ「どうして……どうして僕たちの男米が……うあ゛ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゛ぁあぁ゛ああぁぁうあ゛ぁあ゛ぁぁ……」OTL
城島「アカン、一見実ってるように見えるけど、押してみるとスカスカや」
キラ「収穫が欲しいんだ!どんなに苦しくても、変わらない世界は嫌なんだ!!」
松岡「キラ君が一番頑張ってたもんな」
キラ「どうしてこんなことになってしまったんだろう……僕たちの田んぼは……」
城島「なんやろうな、これ。色変わってへんからイモチ病やカビともちゃうやろし」
ゼクス「これはおそらく低重力下で起きる宇宙病の一種だな」
松岡「低重力?」
ノイン「ここは破棄された時点でゆっくりとラグランジュポントとから離れていっているし、
    小惑星と連結したせいで、場所によって重力にばらつきがある。
    地球産の植物をそのまま持ってきても、循環が上手くゆかず育たなかったのだろう」
城島「なるほどなぁ。火星も地球の1/3しか重力ないんやもんね」
松岡「ドゥガチさんのところで開拓勉強したときは、高重力での対策ばっかりだったから、低重力は逆に盲点だったね」
城島「ホンマやね。高すぎても低すぎてもいかんのやな」

   新たに発覚した重力の脅威。ここは地球とは違う環境であることをTOKIOはまざまざと思い知らされる。

松岡「どうしよっか。重力が効いてるエリアに田畑移す?」
キラ「でも貴重な居住エリアですよ?」

   しかしTOKIOは重力から植物を復活させる方法を十年の経験ですでに学んでいた!!

ドゥガチ『よいかリーダー、大事なのはこの星が全体で何Gなのはではなく、この農地プラントの空間の天井から大地までが何Gであるかなのだ。
      遠心力で重力を生むコロニーの中心部は限りなく0Gに近い。つまりコロニーの地表と中心の間では0.5Gになる。
      その空間で1G下で育つ植物を育てようとしても上手く行かん。よって木星の植物プラントの天井にはミノフスキードライブが設置され
      床から9.8地点に苗を植える。この高さは木星のMS、バタラの腰の高さでもある。昔の木星ではこうやって植物を育てていたのだ』

キラ「NTVブロックの辺りは表面が2Gになってます」
城島「ほなら櫓組んで、その上で育てよか」
キラ「わかりました、今シミュレートして最適の数字を出します。松岡さんは水平取って下さい」
ゼクス(こういう環境化で育つよう品種改良された種があるのだが、使ったらダメなのだろうな……)

     次回 DASHコロニー。新生DASHプラント作成!太一が小惑星で謎のMSを発見!ファンネル1万個でELS本体に穴を開けられるか!?






フリット「キラ兄さん頑張ってるね」
カミーユ「筋肉ついてたな。あれならもうカガリに腕相撲で負けないだろ」
ドモン「見せ筋じゃなくて実用的な筋肉だったな」
セイ「どうしてズゴックなんだ!ドムを使うべきなのに!!」

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最終更新:2016年04月29日 20:24