627 名前:通常の名無しさんの3倍 :2015/02/18(水) 13:46:31.07 ID:2sUq00g60
――医者はネタにしやすい。
BYこのスレのミリアリア=ハウ
この
主人公兄弟スレの主人公はもちろん主人公兄弟達に間違いはない。
しかしその兄弟達にある挑戦をする者が現れた。
どこでそれをかぎつけたのかカメラマンであるミリアリアと、
連れてこられたフレイはその挑戦をする者のところにいた。取材をするためである。
今いる場所はちょうど兄弟達の家の玄関の前だ。
サリィ「挑戦。それは間違いないわね。
どこでそれを聞いたかは知らないけれど私は実行するつもりよ」
――サリィ=ポォ、Wの医者である。
サリィ「私は大変な薬を発明したわ」
ミリアリア「それはすごい。で、どんな薬なんです?」
カメラを使って写真を何枚も撮影するミリアリア。
サリィ「この丸薬を飲ませるだけで中日ファンになるというものよ。
これをあの兄弟達に使うという挑戦。とてつもない挑戦になりそうね」
ミリアリア「はあ?」
フレイ「はあ?」
――サリィ=ポォ、それは五飛や老師Oと同じく中日ファンである。
628 名前:通常の名無しさんの3倍 :2015/02/18(水) 13:49:16.62 ID:2sUq00g60
ケース1 兄弟達の家の食事に薬を混ぜてみる。
サリィ「この薬を飲めば誰でもたちどころに中日ファンになるの。
効果は約1日から半日ってところかしら」
ミリアリア「はあ」
フレイ「はあ」
サリィ「ヒイロ! ヒイロはいる!?」
サリィの呼び掛けに応じてヒイロが現れた。
ヒイロ「呼んだか?」
サリィ「何にも聞かずにこの薬をロランが作る料理の中に入れてきてほしいの」
ヒイロ「それはどんな効果がある薬品なんだ?」
サリィ「素晴らしい効果をもたらすものよ」
ヒイロ「そうか。了解した。任務了解」
ヒイロは薬を受け取ると自宅の台所にすたすたと入っていって
ちょうど置いてあった鍋の料理の中に薬を入れた。
それをこっそりのぞくサリィ達。
サリィ「素晴らしいわ! これで兄弟家はすべて中日ファンになる。
ヒイロは任務を達成したのよ! そして私の挑戦も達成される……」
ミリアリア「そんなにうまくいくのかな?」
フレイ「そうね」
と、台所にロランの姿が……。
ロラン「時間が経って料理がおいしそうになってますね。では味見を」
629 名前:通常の名無しさんの3倍 :2015/02/18(水) 13:52:18.53 ID:2sUq00g60
その日の兄弟家の食事。
ロラン「はい、みなさん。食事ができましたよ」
アムロ「いただきます」
ロラン「僕もいただきます。ところでお願いがあるのですが」
アムロ「ん? なんだい?」
ロラン「今度、名古屋に遊びに行きませんか」
アムロ「はあ?」
ロラン「ナゴヤドームがいいですね。
中日ばんざーい。あはははは」
アムロ「ロラン、変な物でも食べたのか? みんな、食事に箸をつけるな」
ヒイロ「そういえばサリィが薬を……」
一方、それをのぞいているサリィ達。
サリィ「ちぃっ。これじゃロランしか薬の効果は現れてないじゃないの。
しかも同じ手は二度と通用しなさそうじゃない!」
ミリアリア「それじゃ取材はこのへんで」
帰ろうとするミリアリアとフレイの手をサリィは両手でがっしりつかんだ。
サリィ「ちょっと待ちなさい。まだ手はあるわ」
630 名前:通常の名無しさんの3倍 :2015/02/18(水) 13:55:00.97 ID:2sUq00g60
ケース2 夜寝ている間に直接薬を口の中に入れる。
サリィ「ヒイロに頼んだ自分がバカだったわ。やはり私が直にやらないと。
直接みんなに寝ている間に薬を飲ませれば、確実に中日ファンよ。
私が潜入工作をしてくるわ。
そうね。私のコードネームは
セーラードラゴンかおジャ魔女ドラゴン、
もしくは明日のナージャドラゴンかキュアドラゴンでお願い」
フレイ「そこはコードネームはセーラーVでいいのでは?」
ミリアリア「……セーラームーン詳しいわね」
サリィ「とにかく潜入あるのみ!」
サリィは真夜中の兄弟家の庭に堂々と侵入した。
次の瞬間、派手な爆発が何回も起こった!
ヒイロ「いったい何だ?」
アムロ「どうせ誰かが俺達の家に侵入する為にトラップにひっかかったんだろう。
もうみんな寝ろ」
爆発の後、地面に倒れているサリィ。
ミリアリアとフレイはそれを回収して帰っていった。
サリィ「悔しいー!」
ミリアリア「まあまあ、私がドアラのぬいぐるみを買ってあげますから。
これで機嫌直してください」
サリィ「ホント?」
フレイ「……それで本当に機嫌直るのね」
――サリィ=ポォ、それはWの医者である。
最終更新:2016年05月07日 18:50