700 名前：哀囮1投稿日：2007/02/06(火) 23:50:03 ID:???
ロラ「さーて、今日の夕食の準備をしないと」
シロ「只今！飯はまだ？」
ロラ「いつもより早いですね。ご飯はこれから作る所ですよ」
シロ「そうか。今日は何を …！？待てロラン！」
ロラ「え？」
ロランが開けた冷蔵庫の内を睨んで叫ぶシロー。ロランを押し退け、中のタッパーやらラップをかけた皿やらを取り出し、工具箱を持ってきて奥の方をあれこれといじって五分、冷蔵庫から出したシローの手の中にあったのはー
ロラ「な…何ですかこれ？」
シロ「小型カメラだ。全長4cm、直径8mm…何だってこんなものが冷蔵庫に…」
その後、帰ってきた兄弟と家中調べると、最初の一つを含めキッチンに六つの同じカメラを発見
アム「一体誰がこんな物を…」
ウッ（こ、こんなタイプ見た事ない！）
キラ（レンズが違う！専用バッテリーもコンパクト！この仕上げの滑らかさと言ったら！）
カミ「ハックション！…キャプテン、何か分かったか？」
キャ「解像度や部品の種類からして、最新式と思われる」
シン「おーい、こっちはなかったぞ」
ジュ「この部屋もだ！そっちは？」
ヒイ「…一つあった」
ドモ「何！？どこにだ！」
アル「ロラン兄ちゃんのベッドの上の天井」
701 名前：哀囮2投稿日：2007/02/07(水) 00:21:47 ID:???ロラ「えっ！本当！？」
シー「何とぉー！」
アム「キッチンにロランのベッド…間違いない（ヒソヒソ）」
カミ「バッテリーは残り少ないそうです、恐らく今夜…（ヒソヒソ）」
シュ「何の話してるんだろ？」
シロ「どうでもいいが、このカメラは俺が始末するから触ったりは…」
愛ー♪それはー愛ー♪
コウ「（ガチャ）はいもしもし…あ、いつも兄が…え？あ、はい。…シロー兄さん、上司からだよ！」
シロ「分かった。もしもし…本当ですか？」
ガロ「うわ、マジ顔。何かあったのか？」
ジュ「今はそれ所じゃないぜ。これからどうする？」
シロ「分かりました、では…（ガチャ）みんな、悪いが俺はこれ所じゃなくなった。あちこちで同種のカメラが見つかってるそうだ」
ウッ「本当ですか？」
シロ「ああ、ただうちと違ってどこも幼い女の子がいる家だそうだ」
シン「女の子！？」
アム「奴め、網を広げていたか（ヒソヒソ）」
カミ「あの人ならありえますね（ヒソヒソ）」
シロ「ロラン、どうやら今日は夕食は食えそうにない。俺の分は準備しなくていいからな。じゃ、行ってくる」
ロラ「はい、いってらっしゃい」
702 名前：哀囮3投稿日：2007/02/07(水) 00:55:37 ID:???
深夜
シャ「…何やら辺りが騒がしいな。明かりのついてる家が多いぞ」
グエ「ニュースだと何やら事件が起きたらしいですが…」
シャ「フ、そんなものはどうでもいい。我々は当初の目的を果たすまでだ」
グエ「全くですハァハァ」
シャ「よし中へハァハァ」
アム・カミ「貴様等ァーッ！」
シャ「なっ！早っ！しかもアムロまで！？」
二人「何人盗撮したら気が済むんだゴルァ！！」
グエ「な、何の事だ！？」
二人「とぼけんなオラー！」
変態「ちょwうわやめmhgetそacゆykhふじこ！」
この時、その様子を眺めている一つの影が…
？「ふ…」
そして謎の影はいづこかへ去った…
アム「ふぅ、片付いたか。カミーユ、警察呼んでくれ。うちだけじゃなく余所にまで手を出す様な奴らはいくら偉かろうが」
カミ「臭い飯を食べて貰わなきゃ、ですね。こいつらに食わせるロランの料理はない！なんて」
アム「…今日のカレー旨かったなぁ。シローも可愛そうに…」
カミ「こんな
ミンチの為にねぇ…」
アム「一晩寝かせればより旨いって言うけど」
カミ「うちじゃ残りませんからね！」
アム「ハハ…」
そして警察が到着、
ミンチを運んで行き、ようやく二人は眠りに着いた
705 名前：哀囮4投稿日：2007/02/07(水) 01:37:02 ID:???
次の日の朝、朝食後にキラが濡れた目を拭きながらシンの猛攻を避けている時、眠たげな目を擦りながらシローが帰宅
ロラ「お帰りなさい」
アル「兄ちゃんお帰り！」
シロ「只今…」
アム「眠そうだな。犯人捕まったんだろ？」
シロ「え？いや」
カミ「何かあったんですか？」
シロ「…強盗」
二人「は？」
シロ「容疑者二人は不法侵入でひったてられて来たんだけど、そいつらが来る少し前に強盗が来たんだよ」
一同「警察に強盗！？」
シロ「四、五人を気絶させて、うち以外に仕掛けられていたカメラを全て奪って行った。停電させてから監視カメラの死角を進むっていう基本のやり方だけど、殆ど姿を確認できていない」
ジュ「そんな奴いるのかよ…」
シロ「僅かな映像と証拠品の紛失という事実から『強盗が来た』って認めざるを得なかった程さ。奴の腕は怪盗キンケドゥ並か、それ以上だ」
シー「何とぉぉーッ！！」
シロ「二人の容疑者の方は別の人が取り調べしてたが、嘘発見器まで使っても盗撮の件とは関係ないという結論が出たそうだ。不法侵入の方は分からんが、強盗と仲間って線も薄い、と」
アム（じゃあ、盗撮はシャア達の仕業ではない…）
カミ（一体誰が？）
706 名前：愛囮 終投稿日：2007/02/07(水) 02:07:02 ID:???
シロ「ん？何しろ眠いから間違ってるかもしれないが、ヒイロがいないんじゃないか？」
ガロ「あれ？本当だ。さっきまで飯食ってたのに」
ヒイ「（部屋に入って来て）…呼んだか？」
ドモ「ヒイロ、お前一体どこに…」
ヒイ「散歩に行っただけだが…こんな物を拾った」
つ 盗まれたカメラ
シロ「う～ん…睡眠不足で都合いい物が見えてるみたいだ…早く寝よ」
シュ「違うよ、本物だよ！」
コウ「ヒイロ…まさか強盗ってo」
ヒイ「俺は昨晩一歩も部屋から出ていない。第一犯人が警察関係者に獲物を見せたりするか？」
ガロ「まあねえ」
キャ「とにかく、これは早く警察に持って行った方がいいと思われる」
アル「そうだよ起きてよ！（ユサユサ）」
シロ「ムニャ…アイナ…」
ウッ「…熟睡ですね」
ロラ「仕方ないですね、後五分位寝かせてあげましょう」
ジュ「ま、カメラは戻って来たし、いいんじゃない？」
ヒイ（絶対に言えん、全て奪還出来なかった等と。あんな奴相手に…俺の…ミスだ…！）
最終更新：2019年04月16日 10:41
