451 : 通常の名無しさんの3倍2016/01/23(土) 16:54:22.11 ID:o4+chl/q0
アレンビー「どうしたらドモンに振り向いてもらえるのかなぁ」
セシリー「…どうしたの唐突に」
ファ「まだあきらめてなかったの?さすがにもう振り向くどうこうの話じゃない気がするけど…」
ルナマリア「あきらめるのは…まっ、まだ早いわよ!」
アレンビー「ルナ…!!」
ルナマリア「まだ結婚してるわけじゃないんだしさ、まだ手はあるはず…!」
セシリー「結婚はともかく、ドモンさんは…婚約してるみたいなもんじゃないの?」
ファ「絶叫告白したわけだし」
ルナマリア「あーあーきこえなーい」
アレンビー「今日の耳は定休日でーす」
セシリー「こいつら…」
ファ「必死ね…ていうか本当に手なんかあるの?ルナ、自分の発言には責任持ちなさいよ?」
ルナマリア「うぐっ…え、えーと、あ!ほら、好きなタイプに近づくとか!」
セシリー「好きなタイプねぇ、オーソドックスだけどまぁ一理あるわね」
アレンビー「うーん、ドモンってそういう話全然しないからなぁ…わかんないよ」
ルナマリア「ふっふっふ、こんな時のためのあいつらじゃないの!」
シーブック「…で、俺達が呼び出されたと」
カミーユ「なんで俺達がそんなヤブヘビしなくちゃいけないんだよ」
アレンビー「お願いだよ~この通り!」
シーブック「…悪いけどお断りだよ。触らぬドモン兄さんにゴッドフィンガー無しさ」
アレンビー「……ディスティニーランドのペアチケット」
カミーユ「え?」
アレンビー「ディスティニーランド。アタシのスポンサーなんだよね~コネでペアチケ、あげてもいいんだけどな~?」
シーブック「き、汚い!!」
カミーユ「職権濫用だ!」
アレンビー「で、どうする?修正する気なら、相手になるけど?」
シ&カ「やらせていただきます!!!」
シーブック「つい引き受けちゃったけど…どうする?普通に聞いても絶対答えてくれないよな」
カミーユ「たしかに。照れ隠しにゴッドフィンガーか石破天驚拳やられるのが目に見えてるよな」
マイ「うーん、困りましたね…」
シーブック「うわっ!おどかさないでよマイ兄さん…」
カミーユ「何、マイ兄さんもなんか困ってるのかよ」
マイ「ああ、実は…犯罪防止に開発した新薬、『嘘発見ヅタカプセルD錠プロトタイプ試作ver.1.0』の効果を試したいんですが、モニターになってくれる人がいなくて…」
カミーユ「
ヨーツンヘイム社って何の会社だっけ」
シーブック「それ、飲むとどうなるの?」
マイ「建前が空中分解して本音しか言えなくなる、という予定ですね」
カミーユ「シーブック…」
シーブック「カミーユ…」
マイ「?」
シ&カ「マイ兄さん、ドモン兄さんがモニターになってくれるよ!」
ロラン「…これをドモン兄さんに飲ませればいいんですね?」
カミーユ「バレないように慎重にな」
シーブック「ああ、薬を出しても不自然じゃないのはウチじゃロランだけだしな」
マイ「頼むよ、ロラン」
ロラン「ハイ…」(ディアナ様とディスティニーランドのため…!許してね、ドモン兄さん…)
453 : 通常の名無しさんの3倍2016/01/23(土) 17:42:14.50 ID:o4+chl/q0
ロラン「ドモン兄さん、今日も修行ですか?」
ドモン「ああ、冬は鍛錬の季節だからな」
ロラン「風邪には気を付けてくださいね。いくらドモン兄さんでも、冬は風邪に掛かりやすくなりますから」
ドモン「はは、レインみたいなこと言うなよ」
ロラン「そうそう、そのレインさんが、ドモン兄さんに新薬を持ってきてくれたんですよ。風邪予防らしいですから、今飲んじゃって下さい」
ドモン「ああ、わかった」ゴクリ
シーブック(よし!行くぞ)
カミーユ「ドモン兄さん、ドモン兄さん」
ドモン「うん?」
カミーユ「ロングとショートなら、
どっち?」
ドモン「…は?何『ショートだな!!』」
マイ「ふむ、建前を遮って本音が出る、と」
ドモン「なんだ!?口が勝手に…!」
シーブック「グラマー?
スレンダー?」
ドモン「おい『グラマーだ!肉感的な女が好きだぞ!!』」
セレーネ「なんか面白そうな事してんじゃない。どういう女が好みなの?」
ドモン「姉さんまで『俺をちゃんと叱ってくれる人がいい!!!』」
ガロード「へぇ意外。おとなしい女の子ってどう思う?」
ドモン「ガロ…『悪くないが…口うるさいじゃじゃ馬の方が好きだな!』」
キラ「結構M気質じゃない。実は尻に敷かれたい?」
ドモン「『ああ!!』」
アムロ「へーえ、で、いつになったら甥か姪を見せてくれるんだ?」
ドモン「兄さ…『見せられないのはアンタが結婚しないからだ!!』」
ウッソ「大きいおっぱい?小さいおっぱい?」
ドモン「『胸もケツもムッチリムチムチボインが好きだって言ってるだろボケ!!!』」
マイ「想像以上ですね。いいデータがとれます」
ドモン「ぜぇぜぇ…一体なんなんだこれ…本音が…勝手に…後で全員覚えとけよ…」
カミーユ「やっぱり全部本音なんだ」
シーブック「ドモン兄さんの好きなタイプってこんなんなんだ」
ドモン「『好きなタイプも何も、俺が好きなのはレインだっ!!!』」
レイン「ド、ドモン…?///」
ドモン「な…!レ、レイン!?」
レイン「インターホン押しても出ないから庭から回ってみたら…ど、どういうこと?」
セレーネ「あら、みんな問答に夢中で気づかなかったのね。今のドモン、本音しか言えないからみんなでからかってたのよ」
レイン「じゃ、じゃあ私を…す、好きだっていうのも…?」
ドモン「い、いやその『本音だ!!世界で一番愛してるぞレイン!!!』」(赤顔涙目)
次の日
カミーユ「はい、ドモン兄さんタイプをマイ兄さんがまとめてくれたレポート」
アレンビー「ありがと!ロランとマイさんに宜しく。はい、約束のペアチケ。3組ね」
シーブック「たしかに」
カミーユ「結局ドモン兄さんにも殴られなかったし、ペアチケ貰えたし万々歳だな」
シーブック「恥ずかしくて部屋に引きこもっちゃったんだよな…まぁ明日には出てくるだろうし良しとしよう」
アレンビー「大変だったみたいね…てか、このレポート、まとめてある割に長すぎない?アタシ長文苦手なんだけど」
カミーユ「まあ、内容を一言で言えっつえばいえるんだけど」
シーブック「まあね…」
アレンビー「最初からそれ言ってよ」
シ&カ「ドモン兄さんはレインさんがモロタイプ」
アレンビー「うう……アタシと何が違うのぉ…」
ルナマリア「んー………胸のサイズとか?」
この後、『嘘発見ヅタカプセルD錠プロトタイプ試作ver.1.0』は素直になれない男女に人気がでたとかでないとか。
最終更新:2016年05月17日 07:34