680 : あなたの知らない(屋根裏の)世界2016/04/03(日) 04:13:45.15 ID:QBtnGyO40
?オ「じゃーな、兄弟。俺は一足先に下へ行くぜ」
バナージ「待って…待ってくれ! もう屋根裏に取り残されるのはいやだ…一人はいやだああぁぁぁ……」
バナージ「はっ……ゆ、夢か」
シーブック「どうしたんだバナージ。昼寝してたと思ったら急に大声だして」
キラ「怖い夢でもみたんじゃないの」
バナージ「みんな……みんないるんだな」
コウ「何言ってるんだ? 当たり前じゃないか」
バナージ「俺……ここにいていいんだよな? 屋根裏に戻らなくていいんだよな?」
カミーユ「屋根裏? 戻る? 何言ってるんだ?」
シーブック「だいたいここ以外、どこに戻る場所があるんだよ」
バナージ「そうだよな……俺、今まで何を言ってたんだろう。俺の居場所はここなんだ、俺はここにいていいんだ!!」
ジュドー「? 変なバナージ兄」
屋根裏
バ○○ジRE:0096「みんなー! 気付いてくれ! おれはここだ、ここにいるぞー!! そいつは偽物だー!」
イ?「無駄だぜ兄弟。ここにいる限り、下に俺たちの声は届かねえよ」
バ○○ジRE:0096「そんな……俺、どうして……せっかく下に行けたと思ったのに……目を覚ましたら、またここにいるなんて……」
ロラン「みんなー、ごはんできましたよ。さ、バナージも行きましょう」
バナージ「あ、うん、わかったよロラン」
バ○○ジRE:0096「違う! バ○○ジは俺だ! 俺なんだ!」
死神「フフフ……確かにあなたもバナージよ。でも、あなたは下にいる彼とは別の、もう一つの可能性。可能性は結末として確定されるまで下には行けない。それがこの世界の掟……」
イ?「そういうこった。まあ仲良くやろうぜ。お前もいつか下へ戻れる日がくるさ。そうだな……半 年 後 く ら い に は」
バ○○ジRE:0096「い、いやだ……俺は下へ帰るんだ。助けてくれ、オードリー、マリーダさん! 俺はもう屋根裏はイヤだ。イヤなんだぁぁぁぁぁぁ…………」
バナージ「なんだか屋根裏が騒がしいなあ」
ガロード「どうせまた曹操が暴れてるんでしょ」
最終更新:2016年05月19日 11:20