578 : 通常の名無しさんの3倍2016/08/20(土) 11:26:34.15 ID:+cnM5NOK0
アイン「ふふふ…ああ、貴方はなんて素敵なんだ」
シロー「どうしたアイン、ニヤニヤして」
サンダース「どうせ恋人の写真でも見てたんだろ」
アイン「なにを言ってるんです! 見てたのはこれですよ!!」
つ水着のオッサンの写真
ミケル「…だれこれ」
アイン「!? ご存じ、ないのですか? 彼こそ今火星で絶大な人気を誇るアニキ系アイドル、クランク・ゼントですよ!!」
シロー「アニキ系アイドル? そんなのが流行ってるのか?」
アイン「流行ってるも何も!! 火星の若者が選ぶ抱かれたいアニキ一位、軍人並びに警官が選ぶ上官にしたいアニキ一位、山男が選ぶ山小屋で熱い夜を過ごしたいアニキ一位の三冠ですよ!?」
ミケル「なんかタイトルがえらく偏ってるような…」
アイン「ちなみに我々ファンは彼のことを尊敬と親しみを込めて、『クランク兄ィ』と呼んでいます」
サンダース「お、おう…」
シロー「しかし気の毒だな。火星と違ってここじゃなかなか見る機会はないだろう?」
アイン「いえ! クランク兄ィと我々の心は常に一つです! それに実は今夜、地球での初ライブも行われるんです。きっと地球でもクランク兄ィフィーバーが起こりますよ!」
シロー「ああ、今日は早く帰るっていってたのはそのせいか」
アイン「そうだ、皆さんも一緒にライブに行きませんか!? 必ずやクランク兄ィの魅力に嵌るはずですから!! きっと公式ファンクラブからならまだチケットが…」
サンダース「い、いや俺たちは」
ミケル「せっかくのライブ邪魔しちゃいけないし、ねえ、隊長?」
シロー「そうだな。俺も報告書書かないといけないし遠慮しておくよ」
アイン「そうですか、ではまたの機会に。ふふ…楽しみだなあ久しぶりにクランク兄ィに会える……待っていてくださいねクランク兄ィ」

サンダース「真面目な奴ではあるんだがなあ…」
ミケル「頑張ってるのもわかるんですけどねえ…」

その夜の歌番組
ストーカー『さあ続いては、ライブハウスと中継が繋がっております。火星からきた次世代アニキ系アイドル、地球でもブレイク必至! クランク・ゼントさんです!!』
クランク『みんなー! 抱きしめろ、火星の、果てまでっ!!』v(ゝ▽・)¶ キラッ☆
『うおおおおおおおニィィィィィ!!』
『最高だあああ!』
『抱いてくれえええ!!』
アイン『うおおおおおお! クランク兄ィ、私を導いてくださああああい!!』

シロー「お、これかアインが言ってたのは。このクランクって人、火星でいますごく流行ってるんだってな、三日月?」
三日月「誰そいつ?」

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最終更新:2016年11月30日 09:02