446 : ディランディ兄弟が選ぶ、美容室『ロックオン』の困惑した客ベスト32017/01/20(金) 00:29:26.44 ID:9A25D8+70
日登町の裏通りにひっそりと立つ美容室『ロックオン』。イケメンの双子が経営するこの美容院には日々色々な客が訪れる
なかには二人が思わず困惑するような客も…

第三位
ニール「OK。じゃ、今日はこの写真みたいな感じね」
ルナマリア「は~いお願いしま~す」
ニール「(…イメージ通りにするにはこのアホ毛邪魔だな)なあおい、このピョンと刎ねてるアホ毛って切っても…」
ルナマリア「ZZZ……」
ニール「ありゃ寝ちまってんな。…まっ、いいか黙って切っても」ジョキン
ヒョイ
ニール「ん?」ジョキン
ヒョイ
ニール「二度もハサミを避けただと? ルナマリアは確かに寝てるし、まさかこのアホ毛、自分の意思があるっていうのか…!?」
アホ毛「…………」ヒョイヒョイ
ニール「挑発してやがる…! おもしれえ、俺だって美容師のはしくれだ。免許にかけてこのアホ毛切ってやるぜ!」

二時間後
ニール「…どうかな」
ルナマリア「あ~うん、イメージ通りです。ありがとう! あ、でも言ってないのにアホ毛は残してくれたんですね」
ニール「ま、まあな(言えねえよなあ…まさか一時間アホ毛と格闘して、結局切れずに諦めたなんて)」ボロボロ

第二位
カロッゾ「では頼む」
ニール「…えーと、お客さん。一応ここ、美容院ってわかってきてますよね?」
カロッゾ「無論だ。最近毛先が伸びてきてな、いい感じに揃えてくれ」
ニール「(いやフルフェイスの仮面被ってんだけどこの人! 切り揃えるってどこの毛のこと言ってんの!?)」

カロッゾ「フハハ、そういえばそんなこともあったな」
ニール「笑いごとじゃないっすよ。あの時は本気で困ったんですから」
ライル「…で、結局どこを切り揃えたんだ?」
カロッゾ「ここだが?」→ラフレシアを脳波コントロールする時にトサカから出てるアレ
ライル「そこって髪の毛みたいに放っとくと伸びてくるものだったの!?」

第一位
ニール「…さて、今日はどんな風にしますか?」
ハマーン「いつも通りで構わん。伸びたところを揃えるだけでいい」
ニール「…了解」
ニール「(しかし勿体ねえなあ。せっかく顔は美人なのにわざわざこんな威圧感ある髪型にしなくても)」
ハマーン「…………」コックリコックリ
ニール「お客さん? …お、珍しいな居眠りなんて」
ハマーン「…………」
ニール「起きそうにねえな。いい機会だしこっそりいじってみるかね、バレないように襟足から……」チョキチョキ
ニール「いい感じじゃねえか。じゃあ今度は重いところをすいて軽くして…」ジョキジョキ
ライル「お、兄さん面白いことしてんな。俺もまぜてくれよ」

三十分後
ニール「…お、思ったよりいじりすぎたな。いや、いい感じにはなったけど」
ライル「さすがにツインテールはやりすぎたか…? いや、いい感じにはなったけど」
ハマーン「う…う~ん…」
ニール「やべえ起きた」
ハマーン「うん…なに、これ…」
ライル「いやお客さんこれはですね兄さんが勝手に」
ハマーン「すっごい可愛いんですけど! ありがと~店員さん♪」
ニール「」
ライル「」
ハマーン「すっかり気に入っちゃった♪ 早く大佐に見せに行かなきゃ♪」ルンルン
ニール「ま、またどうぞ…」

ニール「いや~髪型で気分が変わるとかはよく聞くけど…」
ライル「性格まで変わる人間は初めて見たぜ…」

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最終更新:2017年04月18日 08:40