0557死神ちゃんと遊ぼう 合コン編2017/01/31(火) 04:29:15.02 ID:B7GI0P940
シノ「おいオルガ。今晩合コンやるんだけど付きあわねえ?」
オルガ「合コンだ?そんなもん出てる暇あるわけねえだろ」
ユージン「いいじゃねーか団長!たまには遊んでハメ外すのもさあ!」
オルガ「別に俺じゃなくても興味ある奴いっぱいいるだろ。チャドとかダンテとか」
シノ「それがみんな都合悪いらしくてさ。向こうは三人で来るらしいしこっちも三人じゃねえと悪いだろ?それに今日の合コンはとびっきりの美人揃いらしいぜ?」
オルガ「び、美人て……べ、別にそんなもん興味ねえし……!」

ユージン「おーオルガ、待ってたぜ」
オルガ「べ、べつに美人て聞いて来たわけじゃねえからな!ただたまたま仕事が早めに片付いたから……!」
シノ「はいはい」
ユージン「わかってるわかってる。お前は火星一硬派な男だよ」
シノ「じゃあ全員が来たところでまずは自己紹介といきますか!」
   「                                                                                                          」   
セレーネ「わたしぃセレーネ・マクグリフ、ハタチでぇす。今日はァ、おごりでいっぱいお酒が飲めるっていうんで来ましたァ」
ユージン「いや三日月の姉さん、さすがにその設定は無理があるとグボァ!」ドスッ
ルチル(inティファ)「ルチル・リリアントです。本当は人妻なんだけど……今日は若い男の子たちと飲めるっていうんで旦那に黙って来ちゃいました!」
シノ「人妻キターーーーー!」
ユージン「の割には随分お若いっスね。14歳くらいに見えますよ」
ルチル(inティファ)「よく言われるわ。あ、ちなみに身体の方はまだ未成年なんで本日はアルコールNGでお願いしまーす」
オルガ「(身体の方……?)」
シノ「じゃ、男どもの自己紹介は追々ってことで、次は乾杯と……!」
オルガ「おいシノ。全員って向こうの席まだ一つ空いてんぞ?ひょっとして都合でも悪くなったか?」
シノ「……プッ、おいおいオルガ。遅れてきたからってギャグでもかまして挽回しようってか?」
ユージン「つうかそれ普通に失礼だからな?」
ルチル「そうよいくら彼女が大人しくて静かだからっていない扱いは酷いわ」
オルガ「は?いない扱いって……」
シノ「だからいるだろ、お前の目の前の席に三日月ンとこの姉ちゃんが!」
  「              」
オルガ「(ま た 死 神 か よ !!)」
  「       」
セレーネ「ほ~ら死神ちゃんも久しぶりって手ぇ振ってるわ」
オルガ「(だから見えねえよ!ていうかまた見えないの俺だけかよ!!)」
(ちなみに死神姐さんの自己紹介は↑でセレーネの前にやってました)

シノ「そういや聞いたぜオルガ。おまえこの前キャバクラ行った時、死神姐さんとアフター行ったんだって?」
ユージン「え、マジでか?初めて聞いたぞその話」
オルガ「いや、行ったような行ってないような正直見えないんで判断つかないというか……」
ルチル「なあに、あんたキャバクラでなんか働いてんの?」
  「                    」
ルチル「へえ、そうなんだ」
セレーネ「結構儲かんのねえ」
シノ「でも姐さんくらい美人だと言いよってくる客とか結構いるんじゃないすか?」
ユージン「そうそう。ハゲたおっさんとか訳わかんねえヤツがな」
  「                                                           」
シノ「ブハッ!(爆笑)」
セレーネ「ププ……あはははは!」
ルチル「やあねえこの子ったら」
ユージン「ププッ……いや姐さんいくらなんでも今のは下ネタキツイっすよー!」
オルガ「(え、今下ネタ言ったの!?)」
  「          」
シノ「いやいや姐さん言ってから照れるのはなしですぜー」
セレーネ「この子見かけによらず結構過激な下ネタいうのよね」
ルチル「聞いてるこっちが恥ずかしくなるわ」
シノ「いやあ、でもこんな美人の下ネタなら全然いいっすけどね。なあオルガ!」
オルガ「あ、ああ(いや聞こえてねえし…なんだろうこの疎外感……)」

0558死神ちゃんと遊ぼう 合コン編2017/01/31(火) 04:31:40.99 ID:B7GI0P940
ルチル「あ、やばい。わたしそろそろ帰らなきゃ」
セレーネ「え~まだいいじゃない」
ユージン「そうっすよ、夜はまだまだこれからじゃないっスか」
ルチル「それがガロードがティファのこと探してる気配がするのよね。こんな風に身体借りて遊んでるとこ見られたら本体がアイツに何されるかわかんないわ」
オルガ「(……本体?)」
セレーネ「確かにガロードのやつティファちゃん絡みだと無茶苦茶やるからね。Lシステムを鈍器でぶち壊すくらいやりかねないわ」
  「          」
ルチル「大丈夫、ちゃんと代わりに友達の娘呼ぶから。じゃあみんな、今日は楽しかったわ。また誘ってね~」
オルガ「え、友達って…」

一時間後
ユージン「ルチルさんが呼んだっていう代わりの人連れてきたぜ」
   「                」
オルガ「(うん、薄々予想はついてたけど新しく来たヤツもやっぱり見えねえ!)」
シノ「へ~ララァさんていうんスか。ルチルさんとも死神ちゃんとも違う褐色のインド風美人っすね~」
セレーネ「ララァ久しぶり~元気してた?」
   「                」
セレーネ「そっかそっか、ならよかった」
  「            」
   「        」
オルガ「(そしてもはや二人並ぶと収拾がつかねえ……!!)」
   「    」
  「      」
オルガ「(いやもう絵面が軽い放送事故だから!なんとなく会話をしてるらしいことしかわかんねえぞ!大丈夫なのかコレ色んな意味で!)」
ユージン「わかります。確かに地球の大気汚染は深刻っすよね」
シノ「俺たちもゴミの分別とか気を付けなきゃな」
オルガ「(そしてお前らは今の短い空白の中から、どうやってその話題に至ったのかを教えてくれ……!)」
セレーネ「ま、辛気臭い話は置いといて、また6人になったことだし飲みなおしましょ」

オルガ「ブツブツ…(ひょっとして俺がおかしいのか?みんな死神のこと見えてるのに、見えねえ俺が異常なのか……?)」
セレーネ「ヒソヒソ(やあねえ彼合コンだってのに一人で沈んじゃって。いつもこうなの?)」
ユージン「ヒソヒソ(すいません、いつもは頼れる男なんですけどね。どうも最近悩み事があるみたいで)」
  「        」
   「        」
オルガ「(いや少なくとも俺が今悩んでんのはお前らのせいだからな!?)」
シノ「盛り下がってんなあ。ここはひとつ、いっちょやりますか。合コン恒例の…王様ゲー――――――――ーム!!」
ユージン「いえええええええい!」
  「             」
   「             」
セレーネ「またまた~あんたらも好きなくせにカマトトぶっちゃって」
シノ「姉さんは王様ゲーム好きなんですか?」
セレーネ「まあね。こう見えて、学生時代は王様ゲームの女王と呼ばれた女よ」
ユージン「へえ、意外っすね」
セレーネ「懐かしい。よく同じ研究室の男どもを逆立ちにして全裸で大学一周させたものだわあ…」
ユージン「へ、へえ……」
オルガ(死神たちとは別の意味でこの人怖ええ……)」
シノ「オラ、オルガも!いつまでも落ち込んでねえでやるぞ王様ゲーム」
ユージン「そうだぜ、俺たちにいつものカッコいいオルガを見せてくれよ」
オルガ「いや、今はそんな気分じゃ……」
セレーネ「ほっときなさいよ。団長なんて呼ばれててもしょせんチェリーのガキには王様ゲームなんてオトナの遊び、怖くてできないんでしょ」
オルガ「…なんだと?」
  「   」
   「  」
シノ「あ、姐さんがた、どうかその辺で勘弁を…」
オルガ「(聞こえてねえけどすげえ屈辱的な言葉を言われてる気がする…!)わかったよ!やるよ、やってやるよ!やればいいんだろ王様ゲーム!その代わりどんな命令出されても絶対後悔すんなよ!」
セレーネ「ふっ、やればできるんじゃない」
ユージン「オルガ……!(感動)」
シノ「じゃあ、行くぜ!」

0559死神ちゃんと遊ぼう 合コン編2017/01/31(火) 04:41:14.23 ID:B7GI0P940
「「「王 様 だ ー れ だ !!」」」

シノ「俺だ!じゃあ、3番と5番がポッキーゲーム!」
ユージン「ああ、クソ!オルガと死神姐さんか」
セレーネ「お~あんなに顔を近づけて!彼けっこう攻めるわねえ」
  「       」
オルガ「(だから見えねえんだから顔が近いか遠いかなんてわかるわけねえだろ!)」

セレーネ「じゃあねえ、1番と4番は今日この中でタイプの異性を指差す!」
  「   」
   「    」
ユージン「フッさすが色男だなあオルガ」
オルガ「(てめえは意味ありげに肩をすくめてんじゃねえぶっ飛ばすぞユージーン!!)」


pm12:00
ユージン「じゃ、最後は記念に写真でも取りますか」
セレーネ「いいわねえ。ほらほら、アンタたちは彼の隣行きなさいよ」
   「         」
  「      」
シノ「お~両手に花で羨ましいねえ大将!」
セレーネ「ほらほら、ちゃんと笑って笑って~ハイ、チーズ!」パシャッ
  「    」
   「    」
オルガ「(なんだ、この状況……)」

シノ「いや~なんだかんだいって楽しかったな、合コン!」
ユージン「まったくだぜ。美人揃いだったしオルガも結構楽しんでって……お、おい大変だシノ!」
シノ「どうした?」
ユージン「オルガの髪が……真っ白に!」
オルガ「…………」
シノ「オ、オルガぁぁぁァ!!」
オルガ「……(俺は元々白髪だバカヤロー)」

こうして、彼にとって悪夢のような、合コンという名の狂乱の宴は終わりを告げたのだった……

後日
ユージン「おい、さっきセレーネ姐さんから合コン時の写真届いたんだけどよ」
シノ「なんだこれ。なんでこの写真俺たち三人の他にはセレーネ姐さんしか写ってねえんだ?確かあの時は6人いたはずだろ」
ユージン「お、俺が知るかよ!」
オルガ「…………」
三日月「あ、これ姉さんが言ってたやつか。みんなよく撮れてるじゃん」
オルガ「おまえ…これ見えるのか?」
三日月「え?普通に見えるけど」
オルガ「そうか……すげえな、ミカは」
三日月「?」
どこまでも計り知れない三日月をよそに、とりあえず自身と鉄華団の大々的なお祓いを固く決意するオルガであった

死神「チャンチャン♪」



0560通常の名無しさんの3倍2017/01/31(火) 06:41:31.48 ID:IMb3FaCE0
ひでぇwww乙です

イオ「三日月が合コンの写真持って来たんで覗いてみたんだが……」
セイ「女性が姉さんしか映ってない件について」
三日月「ゑ?普通に3人いるでしょ?」

マイ「次は幽霊を捕まえるメカでも作ってみますかね」
ロラン「だからって掃除機使わないでください!」

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最終更新:2017年04月25日 08:18