378通常の名無しさんの3倍2019/10/26(土) 17:45:41.58ID:T6FBHCtD0
アムロ「何だって!? マイが入院!?」
ロラン「はい! 職場で床のレポート用紙を踏んですべって転んで足を骨折だそうです!
早く来てください!」
アムロ「わかった。会社からすぐ家に戻る。
その後、家族みんなで病院に行こう」
というわけでアムロは電話を終えると、会社の人に早退を告げた。
アムロ「今日は早く帰る」
ブライト「わかった。もともと休日出勤だったしな。
早く帰って弟の顔を見てやれ」
アムロは家に帰ると家族全員で病院に行った。
アムロ「ここがマイの入院しているところか……」
受付でマイの病室を聞き、急いで向かう。
病室の前では
ヨーツンヘイム社の社員達が待っていた。
アムロ「マイが入院とは。みなさん来てくださってありがとうございます。
……何してるんです? 病室に入らないんですか?」
ヨーツンヘイム社のみんなは手を口にあてて『静かに』のジェスチャーをすると
病室の扉を少しだけ動かした。
それからアムロ達に室内を見ろというジェスチャーを繰り返した。
アムロ「……ん?」
そこでは……。
379通常の名無しさんの3倍2019/10/26(土) 17:48:43.26ID:T6FBHCtD0
そこではベッドに横たわったマイと
そばの椅子に座ってリンゴを切っているモニクがいた。
マイ「会社のみんな、薄情ですね。モニクさん以外は誰一人としてこない」
モニク「ああ、そうだな」
マイ「家族にも連絡はいっているはずなのに誰も
来ない」
モニク「ああ、そうだな。はい、マイ、リンゴだ」
マイ「ありがとうございます」
マイは口を開けるとモニクが持っていたリンゴを食べた。
マイ「あーん」
モニク「あーんだ。フフ……」
マイ「ケガしたのはついてなかったですがモニクさんと2人きりで嬉しいです」
モニク「そ、そうか。私も2人きりは嬉しい……」
その様子を一部始終見ていたアムロは無言で病室外のヨーツンヘイム社の人達を見た。
それから一緒に来た家族達に告げた。
アムロ「早く病室に入りたいのはやまやまだが、
マイとモニクがあまりにもいい雰囲気だ。
この様子を終わらせてしまうのは惜しい……」
それからしばらくアムロ達は部屋に入らず2人の様子をこっそり見ていたという……。
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最終更新:2023年03月01日 11:03