52通常の名無しさんの3倍2020/12/11(金) 15:46:53.17ID:HSMxGmXL0
アムロ「究極の中日ファン!?」
グレミー「そうだ」
ここはアムロ達家族が住む家。
アムロと
野球の話をしようと3人の中日ファンがやってきたのだが……。
サイ=サイシー「あの人はめちゃくちゃ中日ドラゴンズに詳しいよ!」
五飛「そればかりではなく他のチームのことについても博識だ」
グレミー「野球の話だけではなく人格的にも素晴らしい人だと思っている」
アムロ「グレミーって中日ファンだったんだな……」
グレミー「バウに龍飛と書くぐらいはな」
そればかりではなく3人が褒めに褒めるその究極の中日ファン(他称)に対し、
アムロはある決意をした。
アムロ「そんなに素晴らしい人がいるというのか? 信じられないな。
そこまで絶賛するならその人に会ってみよう。俺も野球ファンのはしくれだしな」
グレミー「わかった。後日こちらからあの人に連絡を取る。
そちらの都合がいい日にちを教えてほしい」
アムロ「わかった。会うのが楽しみだ。
それでもし野球に詳しくなかったらぽかぽかと殴る。
ドモンが。もちろんガンダムファイターとしての力で」
ドモン「俺!? アムロ兄さん、それはちょっと……」
アムロ「冗談だ」
ドモンのつっこみにアムロはこう言葉を返すと、また3人と野球の話を続けた。
そしてグレミー達が帰った後、アムロは重要なことに気づいた。
アムロ「そういえばさっき言っていた究極の中日ファンなる人物の名前を聞いていなかったな」
ドモン「アムロ兄さん、それは重要なことでは……」
アムロ「まあ、いいさ。会う当日のお楽しみにしよう」
そしてアムロが3人とその究極の中日ファンに会う日がやってきた。
53通常の名無しさんの3倍2020/12/11(金) 15:49:11.35ID:HSMxGmXL0
3人がお客で混み合う商店街のお店――サイ=サイシーがよく手伝っている屋台――
の前で待っていると、アムロが謝りながらやってきた。
アムロ「遅くなってたいへん申し訳ない」
グレミー「まだ集合時間には時間があるはずだが……」
アムロ「そうだが俺はもっと早く来る予定だった。3人だってもう来ているじゃないか。
実は先ほど歩いている途中で古い友人と会ってな。それで時間を使ってしまった。
昔話は楽しすぎる」
グレミー「なるほど。ところでその友人とはいったい誰……?」
とグレミーが言いかけたところで突然『アムロ!』と声がした。
リュウ「アムロ! また会ったな! ところでどうしてここにいるんだ?」
アムロ「あれ!? リュウさん!?」
グレミー「この人が先日話していた究極の中日ファンだ」
アムロ「えっ!?」
5人でお店に入ってご飯を食べながら野球の話をした後、
アムロとリュウは2人でアムロ達の家で酒盛りを始めた。
いわゆる2次会だ。野球話と昔話で会話の花が咲く。
リュウ「アムロとここまで話をするのは久しぶりだな!」
アムロ「リュウさんがここまで野球に詳しいとは知らなかった。意外だ!
人格的に素晴らしいとグレミーが言っていたのもリュウさんなら納得!」
楽しそうに2人で話をしている場にロランが料理を持ってやってきた。
ロラン「はい、どうぞ。おいしいですよ」
リュウ「これはすまん」
アムロ「どんどん食べて! 弟の料理の腕はすごいので」
ロランは部屋から出ると、廊下に立っているドモンに話しかけた。
54通常の名無しさんの3倍2020/12/11(金) 15:51:44.70ID:HSMxGmXL0
ロラン「アムロ兄さん、とっても嬉しそうですね」
ドモン「そうだな。
そしてどうせならということで俺はアムロ兄さんの旧友に電話をかけた。
これから夜はさらににぎやかになるはずだ」
ロラン「え……?」
ブライト「ごめんくださーい!」
カイ「アムロ、遊びに来たぜ!」
ハヤト「リュウさんもいるんだって!?」
その他にも玄関にはセイラやミライ等たくさんの人が来ている。
ロラン「これは忙しくなりそうだぞ……。僕、料理をもっと作らなきゃ!」
ドモン「俺も調理を手伝う。師匠と一緒に修行していた頃に鍛えた料理の腕をみせよう」
ロランとドモンが台所へ行きかけたその時、
さらに玄関から『ごめんください』という声がした。
一人の男性が立っている。
ロラン「あれ? どちらさまでしたっけ?」
ドモン「ロランはこの人の名前を覚えてなかったか?
会ったのはだいぶ前だからな」
パオロ「パオロ=カシアスというのだが……」
その日の夜、美味しい料理を食べながらアムロ達は大いに盛り上がった。
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最終更新:2023年05月09日 12:26