111通常の名無しさんの3倍2021/03/17(水) 18:43:48.90ID:dldrMzGI0
 庭でバーニィやヒイロがアルの相手をして遊んでいるのを見ながら、
家の中でアムロはひなたぼっこをしていた。春の風が部屋に入ってきて暖かい。
仕事のことを考えずのんびりとしていると刹那が現れた。そしてアムロを呼ぶ。

刹那「アムロ兄さん、話がある。俺は藤子作品が大好きだ。
   あの漫画に出てくるとあるロボットを一つ作ってほしい」
アムロ「刹那が藤子漫画好きなことは知っているさ。
    どちらかというとF作品が好きなことも。
    だが俺ではドラえもんやコロ助、ゴンスケは作れないな」

刹那「違う。俺が頼みに来たのはそんなロボットではないんだ」

 アムロは刹那から目を離してちらりと庭を見た。
そこでは3人が季節はずれのサンタクロースごっこをしている。
機械いじりが好きな兄は頼みごとをしにきた弟に視線を戻した。

アムロ「刹那、ザンダクロスは作れないぞ」
刹那「違う。俺が今ほしいのは建設巨神イエオンだ。
   兄さん一人だけの力では足りないのなら、ラーカイラム社で作ってほしい」

アムロ「……ちょっと話がある」

 刹那はイエオンを作ってもらえなかったばかりか、
その日一日藤子作品の話をすることを禁止された。


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最終更新:2023年05月09日 12:27