143通常の名無しさんの3倍2021/05/08(土) 11:56:11.38ID:Eyn3eQo10
セレーネ「今度、『考古学と天文学を合わせてみる』というタイトルの講演を聴きに行くの」
アムロ「2つの学問をテーマにした話か」
ここは兄弟達の家。
セレーネは天体観測のための機械の技術者である。
今日は兄弟達以外にも何人か来客がいて、
彼女の語りかける言葉を興味深く聞いている。
アムロ「考古学というと例えばハニワを掘り出して研究発表して終わり、ではないものな。
昔の人は天体をどう捉えていたのだろうな。ギリシャ神話は大好きだぞ。
先日も居酒屋でネオギリシャのマーキロットと語り合ったばかりだ」
モニク「マイだったら考古学と何を掛け合わせたテーマに興味を持つ?」
マイ「そうですね……。
社会人なので考古学とその当時の仕事、あるいは貨幣経済の様子でしょうか」
ミーシャ「さっきの居酒屋の話じゃないが、自分なら考古学と酒だな」
シュタイナー「酒は知的な飲み物だ。だからこそ作り方で色々な味になる。
考古学と酒というテーマなら知的な匂いは倍増だ」
アル「バーニィ、お酒ってそんなにおいしいの?」
バーニィ「アルが大人になればわかるんじゃないかな。
もちろんその時は飲酒運転は無しだぞ」
みんなが思い思いに話をする中、シャアは黙って何事か考えていた。
ちょうどヒイロがお菓子を持ってくる。皿の上にあるのはロランが作ったおいしいものばかりだ。
数は少ないがヒイロが作ったクマの形のクッキーやチョコもある。
アムロ「シーブックなら考古学とパンと言いそうだな。
今、パン屋で仕事中でここにいないのは残念だ。
昔の人のパンはどんな味なのか興味がありそうだし」
シャア「ヒイロくん、ゼロシステムで一つゼロに聞いてはくれないか?」
ヒイロ「何を知りたいんだ?」
シャア「考古学だよ。考古学と仮面について」
ヒイロ「仮面?」
144通常の名無しさんの3倍2021/05/08(土) 11:59:08.14ID:Eyn3eQo10
ヒイロが思わずたずねると、シャアは息せき切ったという表現が似合うくらい急いで話しだした。
シャア「ヒイロくんがやめたら誰がやるのか。
仮面も考古学の一つ。
考古学の発展、ビルドアップのために今からゼロシステム起動を!」
ヒイロ「ゼロに考古学のデータがあるのか……?」
すると家の外から磁石の力に引き寄せられるように4人の仮面キャラが現れた。
クロノクル、ウルベ、シュバルツ、ゼクスだ。
クロノクル「考古学と仮面! 非常に気になるテーマだ!」
ウルベ「こんなこともあろうかと集め続けたヒイロくんのゼロのデータ。
ヒイロくん、ありがとう! キミが今まで集めたデータはきっと考古学の役に立つはずだ」
シュバルツ「昔の人は仮面をかぶりながら明鏡止水の心境になっていたのかもしれん。
ゼロシステム起動で昔の様子を疑似体験」
ゼクス「ヒイロ、うらやましいがあえて譲ろう。私でもゼロシステムは使えるがあえてだ。
考古学の新たな1ページを開く役目を」
4人の言葉に対してずっと満足そうにうなずき続けるシャア。
シャア「みんな、よく言った。
ヒイロくん、考古学の明日に向かって腕をババンバンと飛び出たせようではないか」
ヒイロ「……アムロ兄さん、ゼロにそんなデータはあるのか?」
アムロ「……ないんじゃないか?」
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最終更新:2023年05月10日 11:30