336通常の名無しさんの3倍2021/11/12(金) 20:30:15.01ID:katke4xV0
アムロ「ジュドー、いるか?」
ジュドー「どうしたの、アムロ兄さん」
ここは兄弟達の家の中。アムロからの言葉は演奏会への誘いだった。
アムロ「サエグサという男を知っているだろう?
彼は作曲家、あるいは演奏家という顔も持っているんだが知らないか?
今度コンサートホールでピアノのショーをするそうなんだが
一緒に行かないか、と」
ジュドー「へえ。でもなんで俺にその話を?」
アムロ「実は『プレリュードZZ』というタイトルの曲を作ったそうなんだ。
どうやらZZをイメージして作った作品らしい」
ジュドー「ZZがモチーフ、なかなかいいね」
ジュドーは演奏会を聴きに行くのに乗り気なようだ。
アムロ「サエグサが作曲しているわけではないが有名な作品も演奏するらしいぞ。
『アニメじゃない』とか」
ジュドー「絶対行く!」
こうしてジュドーは行くことを決めたのだった。
337通常の名無しさんの3倍2021/11/12(金) 20:32:12.75ID:katke4xV0
数日後の演奏会当日、コンサートホールのステージに
本日の主役であるサエグサが現れた。
サエグサの奏でる曲は観客を魅了したといっていいだろう。
『プレリュードZZ』だけではなく、MS戦闘をイメージしたメロディー等
多種多様の音、曲が会場内に広がった。
それを聴いている満席の観客からの拍手は当然のように盛大なものとなったのは言うまでもない。
そして休憩時間。
ショーの第1部が終わり、第2部が始まるまでのわずかな間、アムロはジュドーと小声で話をしていた。
横ではカミーユが一人一人に配られたパンフレットを興味深そうに眺めている。
そのさらに隣では百式の製作に関わったとされるナガノ博士や色々な人の姿もある。
アムロ「今日は第2部の最後まで聞くからな。
ブライトやトーレスが裏でこっそり花束の用意をしているんだ。
演奏を終えたサエグサにそれを渡して拍手、幕が下りるまでしっかり会場にいるぞ」
ジュドー「わかったよ、アムロ兄さん。ところで質問なんだけど」
アムロ「何だ?」
ジュドーはパンフレットに書いてあるスケジュールを目で追いながら不思議そうに言った。
ジュドー「この演奏会の途中にやるって書いてあるクワトロ=バジーナのトークショーって何?」
アムロ「……わからん。スポンサーである
ネオジオン社の社長は無理難題をおっしゃる」
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最終更新:2023年05月18日 13:02