200通常の名無しさんの3倍
垢版 | 大砲
2023/06/20(火) 16:13:45.93ID:2xeqATGG0
その日、ドモンは機嫌よく歌を歌いながら町を歩いていた。
ドモン「♪優しさだけじゃ 愛は奪いきれない~
そう誰か傷つけても 君の笑顔だけは譲れない~」
ドモンが横をふと見ると、大きな屋敷の塀の前で帽子をかぶったリリーナが立っていた。
リリーナ「こんにちは、ドモンさん。その歌は好きな曲なのですか? ご機嫌なようですね」
ドモン「ああ、『君の中の永遠』という歌でな。レインと今から遊びに行くんだ。ところでリリーナは?」
リリーナ「今日は天気がいいのでヒイロを呼び出したのですが、私は今待ちぼうけです。
『何様のつもり』くらいは彼に言いたくなります」
ドモン「まあ、弟のヒイロのことだからすぐに来るんじゃないか? 任務了解と言って」
どうやらリリーナはご機嫌ナナメのようだ。
とはいえどうやらヒイロとのデートらしきものを楽しみにしている様子もドモンには感じられた。
201通常の名無しさんの3倍
垢版 | 大砲
2023/06/20(火) 16:15:51.23ID:2xeqATGG0
ドモン「ヒイロとどこに行くんだ?」
リリーナ「今日は彼と一緒にライオンと遊ぼうと思って」
ドモン「ああ、トロワがいるサーカス団のライオンくんか」
リリーナ「違います。いつもはサバンナのライオンですが、今日はこの街の動物園のライオンです。
係の人に許可を得てライオンの檻の中に入らせてもらいます」
ドモン「ライオンの檻!? ガンダムファイターならともかくリリーナは大丈夫なのか!?
いや、ヒイロもいるし。小さいライオンの赤ちゃんの世話なのか」
リリーナ「大きく成長したライオンのオスとじゃれて遊ぶんです。例えば私が片手ずつ2頭のライオンを持ちあげたり」
ドモン「??? ライオンを? リリーナはガンダムファイターじゃないよな? 危なくないのか?」
その時、ドモンの眼に遠くからヒイロが走ってくる姿が見えた。
リリーナ「そろそろヒイロが来たみたいですので。それではまた」
ドモン「そ、そうか」
その日、レインとのデートを終えたドモンは家族の夕飯時にヒイロにたずねた。
ドモン「あのリリーナという子、今日少し立ち話をしたがなかなか謎な人物だな。
ガンダムファイターの素質があるのかもしれん」
ヒイロ「???」
最終更新:2025年04月11日 21:05