シン「ちくしょー、
腹減ったーーー。」
ルナ「おはよう、シン・・・どうしたの、しかめっ面して?」
シン「あっ、おはようルナ・・・いや、今日朝飯喰い損ねてさぁ・・・。」
ルナ「そんなの何時もの事でしょ、それにしても今日は何かお腹空いてるって顔してるけど・・・。」
シン「ああ、何時もはギンガナムの奴がキラ兄の分食って、キラ兄が俺の分食うって構図だったんだけど・・・。」
ルナ「ふんふん・・・。」
シン「それがハムなんとかが刹那に挑みに来るようになってから、あのハム何とかが俺の飯食うようになったんだよ。」
ルナ「そうなんだ・・・というより誰、そのハム何とかって?」
シン「んーーー、簡単に言えばガンオタでストーカー、刹那に愛してるとか言ってる変人だよ。(あながち間違いではない)」
ルナ「へ、へぇ・・・本当に変わった人が集まるわね、シンの家って。」
シン「ああ・・・でも、
腹減ったなーーーーー、はぁ。」
ルナ「・・・・・・そんなにお腹空いてるなら、これ食べる?」
シン「えっ、これって・・・弁当?」
ルナ「そっ、私の手作りだけど・・・それで朝は持たせられるわ。」
シン「えっ、でも・・・そうしたらルナの昼ご飯どうすんだ?」
ルナ「今日は購買で買うわ、流石にお昼分は出せないけどね。」
シン「本当に良いのか、お前の昼ご飯・・・。」
ルナ「こう言う時は人の好意は素直に受け取っておく・・・お腹、空いてるんでしょ?」
シン「ん、ああ・・・じゃあ、遠慮無く頂きます。(弁当を開けて食べ始める。)」
ルナ「ちょ、ちょっと・・・学校に着いてから食べなさいよ、こんな所で食べないで。」
シン「だって、朝飯全然食って無くてさ・・・ん、ロラン兄よりは劣るけど、美味いよこれ。」
ルナ「しかも失礼な事言ってるし・・・そんな事言うなら、弁当返して。」
シン「ああ、冗談、冗談、ルナマリア様の弁当は美味しいです、本当に。」
ルナ「もう、調子が良いんだから・・・どうせなら、シンの分も作ってこようかしら?」
シン「えっ、それは流石に悪いって、毎日作って貰うのは・・・。」
ルナ「お弁当、何時もは私とメイリンの分しか作らないから、一人増えても大丈夫よ。」
シン「・・・本当に、本当に良いのか?」
ルナ「ええ、毎朝登校する時にそんなげっそりした顔されたら、こっちの気分も落ちるしね。」
シン「マジで・・・サンキュー、ルナ、これで俺の朝飯問題が解決するぜ、イヤッホーーーーーー!!!!!!!」
ルナ「そんなに大声で叫ばないでよ、恥ずかしい・・・・でも、そんだけ切羽詰まってたのね、あんたの朝食って。」
シン「いやー、ほんとマジで助かった・・・やっぱ持つべきものは友だな。」
ルナ「友達ねぇ・・・・・・まあ、良いわ、今はそれでも。」
シン「ん、何か言ったか?」
ルナ「ううん、別に・・・それより早く行きましょ、学校に遅刻するわ。」
シン「あっ、本当だ、急がないと・・・なあ、ルナ。」
ルナ「何?」
シン「弁当・・・本当にありがとな。」
ルナ「どういたしまして。」