218 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:2008/04/12(土) 22:30:23 ID:???
シャア「私はアムロ・レイのライバルであるはずなのに、このスレにおいては完全に負けっぱなしだ。どうしたものか」
ナナイ「それでしたら、確実に勝てる分野で勝負をなさってはどうでしょう?」
シャア「MSの操縦ではかなわないので、サーベルでの肉弾戦を挑んだらヘルメットがなければ即死だった」
ナナイ「ですが着眼点は悪くありません。もっと大佐らしいインテリジェンスな技能で対抗すべきです」
シャア「私らしい……か」

グエン「シャア、今日はいったいどうしたのだ」
シャア「見ての通り、白馬に乗ってロラン・セアックをいただきにきた。白馬の王子様というやつさ」
グエン「そんな方法があったとは……だが私とて乗馬程度……!」

アル「わー、すごーい!」
シュウト「アムロ兄さん! アルの次は僕を乗せて!」
アムロ「ハハハッ、順番順番。ほらアル、振り落とされるなよ」
アル「風が気持ちいいや!」

グエン「アムロが庭で馬に乗っている」
シャア「なんと、アムロに乗馬経験があったとは……」

ロラン「兄さんが乗馬が得意だったなんて知りませんでしたよ」
シーブック「貴族的な趣味だよなぁ」
アムロ「いや、俺が馬に乗るのがうまいんじゃなくて、アーガマが人を乗せるのがうまいんだよ」
アーガマ「ヒヒーン」
剣士ゼータ「アーガマも久々にアムロに会えて喜んでるようだな」
カミーユ「アルガス王国……懐かしいなぁ」

シャア「……出直して来る」
グエン「私は一人でもローラに求愛するぞ!」
カミーユ「剣士ゼータ、あそこの茂みにゼータ乱れ彗星をやってくれないか?」
剣士ゼータ「心得た。ゼータ乱れ彗星!たあああああああああああああ!!」
ゼータの剣が彗星のように飛び交う!
シャアをミンチにした!
グエンをミンチにした!
剣士ゼータ「必殺技を使ったからHPが減ってしまった」
ロラン「よかったらご飯を食べて行きませんか?」
剣士ゼータ「ロランの手料理……HP+1000か。ありがたい、いただいていくよ」

シャア「という訳で乗馬では勝てん」
ナナイ「ならまた違う技能で勝負をすればいいだけです」
シャア「……何をやってもあらゆる手段で私が負けてしまう気がする……」

229 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:2008/04/12(土) 23:45:01 ID:???
218
シャア「ナナイ、考えてみれば、乗馬はインテリジェンスな技能ではなくノーブル(貴族的な)な技能ではないか」
ナナイ「お気づきのことだと思って見てたのですが」
シャア「インテリジェンスなら知性とか情報とか…」
ナナイ「それなら得意の分野ではありませんか。アムロ・レイは、やさしさがニュータイプの武器だと勘違いしている男です。
    女性ならそんな男も許せるというか、実は先日ロリコンでマザコンでシスコンでホモ疑惑まである上司の愚痴を聞いてもらって
    慰められて思わずぐらっと来て鉄の意志とそんな上司に将来を賭けた意地で何とか耐えたところですが、
    とにかくそういうことで女性スキャンダルには事欠かないはずですから、そういった情報を集めてばらせば…」
シャア「何かとんでもないことを聞かされたような気がするが、その手は最後の手段だ。他に勝つ方法があるはず…。
    ノーブルな技能だな。フフフ、たまたま乗馬が当たったとは言え、これは私の領分ではないか。
    ナナイ、あのパーティの招待状をアムロに回してやれ。お歴々揃いで居心地が悪いだろうが、いい経験だ」

お偉方勢揃いのパーティ会場…。
日ごろバカやっているとは言え、名家育ちのシャアは紳士としての教育を一通り受けている。セレブな方々のお相手はお手の物だ。
一方のアムロは…。
シャア「ほう、タキシードぐらいは持っているか。嫌がらせでパーティ前日に招待状を送りつけてやったのに」
ナナイ「閣下、アムロは仮面のようなものを持っているようですが」
シャア「ハッハッハ、仮面舞踏会か何かと勘違いしているようだな」
ナナイ「閣下が誘ったからその手のものだと思ったのでは……何か嫌な予感がします」
ガルマ「やあシャア。ずいぶん久しぶりじゃないか。お互い年をとったな。君の活躍は聞いているよ。元気なようで何よりだ」
シャア「…ひ、久しぶりだな。遠いニューヤークから来るとは予想外だったよ。しかし君もイセリナ夫人も変わらないな」
ガルマ「気持ちは新婚時代同然だからかな。ハハハハハハ」いちゃいちゃいちゃいちゃ
イセリナ「ガルマったら。会う人会う人に自慢して歩いてはずかしいじゃない」いちゃいちゃいちゃいちゃ
シャア(まるでミッタ○マイヤー夫妻の前のロイエンタ○ルになった気分だ…)
ナナイ(砂糖が、砂糖がー!!)

まさかの桃色低気圧の発生に、シャアもナナイも成すすべなく砂糖まみれになるしかなかった。

後日。
シャア「やあ、あのパーティでは会えなかったが、どうだったかね」
アムロ「ああ、俺はお呼びじゃないという感じで正直居心地は悪かったけど、あのパーティのおかげでいくつか商談が来たから、
    なかなか有意義だったよ。しかしあんなパーティに俺を呼ぶなんてどういう風の吹き回しだい」
シャア「…ちょっとした気まぐれとでも思ってくれれば幸いだ。ハァ…またな」

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最終更新:2013年09月14日 22:11