逆転検事1 第5話 燃え上がる逆転     

コードピア公国 の大物 カーネイジ。その裏の顔は 密輸組織のボス。
彼が使う 指令カード には、3本足のカラス が書かれている。ババルインクで描かれた 黒いカードだ。
ババルインク とは、コードピア公国 ババル地方の特産品。偽札の印刷にも使われる品だ。

この巨悪に対抗する為に、一条検事・氷見子弁護士・馬堂刑事 は、超法規的手段で「真実を盗む」事を決意した。
一同は「怪盗 ヤタガラス」を名乗り、組織への挑戦状として 白い ヤタガラスのカード を送り付けた。
だが、氷見子は 組織が送り込んだスパイだった。彼女を 仮に スパ子 と呼ぶことにする。

スパ子 は、「シーナ捜査官」として 国際刑事機構 にも 紛れ込んでいた。
スパ子 は、自分の正体を知る 一条検事 の娘 ミクモ を始末する機会を、窺っていた。無実の罪を着せてしまえばいいのだ。

「第2のKG-8号事件」から、7年が経った。
コードピア公国は 内乱により、アレバスト王国(ア国) と ババル共和国(バ国) に分かれた。
カーネイジは、ア国の 日本大使 の座に就き、組織の活動を続けた。

カーネイジ の腹心の一人、マニィ = コーチン。バ大使の秘書だが、コードピア時代と変わらず ババルインクの密輸出を続けていた。
密輸に関する書類は バ国の秘書執務室の金庫に保管されていた。金庫には 他に、各国から盗まれた美術品が入っていた。
だが、マニィ は 自分の上司 ダミアン バ国大使 に強い信頼を抱きはじめていた。
「ア・バ 両国 が 再びコードピアに統一される際には、マニィは ダミアンを 大使に推すだろう。」カーネイジは そう考えるようになった。

ア・バ両国による親善イベント「ダイカイ像 の鑑定」が予定された。
カーネイジは、このイベントを利用して マニィを殺害し 偽札作りの悪事の全てを着せようと考え、「ヤタガラスの犯行予告」を出した。
スパ子にとっても、ミクモを 誘き出すための好機となった。

マニィ は、バ国の国宝「ダイカイ像」がレプリカだと知っていた。
マニィは ダミアン大使の為に 「怪盗マスク2世」に「ア大使室の 本物のダイカイ像 窃盗」を依頼した。

イベント当日。トノサマン&忍者ナンジャ ショーが、永世中立劇場で開かれた。
ショーの間に、カーネイジが 役者の控え室に入り マニィを刺殺。凶器は、ア大使室の装飾ナイフ。柄を外し ババルナイフの柄に付け替えた。
マニィのポケットに バ秘書室の金庫の鍵 を入れた。これで、偽札偽造の罪を 全て押し付けられるはずだった。
マニィの死体は、控え室に在った ワカサマン台車 に隠した。アレバストナイフの柄は、花束の中に隠した。

トノサマンショー、終了。
トノサマンは、死体が入っていると知らずに 台車を ア大使館の ローズガーデンに移動。
その時、ローズガーデンに トノサマン・ソードを 置き忘れた。

カーネイジは 台車を ローズガーデンの池に浮かべた。この池は、両大使館の防火水槽も兼ねている。
スパ子が バ大使館に放火。池の水位を下げ 台車を ババル側に移動した。
そして、再び水位を上げ 台車を陸揚げ。マニィの死体を エレベーターを使い バ秘書執務室に運んだ。

さらに、ババルのダイカイ像(レプリカ)を ワイヤーを使って ア大使館に移動。中に、偽札の原版が入っているのだ。
同時に、ア大使館のダイカイ像(本物)も 移動した。こちらはカーネイジが手伝った。

タイミング悪く、マスク2世が カーネイジ大使の執務室に忍び込んだ。
マスク2世は、カーネイジ大使が 原版を受け取った現場を目撃し、撲殺された。
凶器は 持ち込まれたばかりの ダイカイ像(レプリカ)。カーネイジは 凶器を トノサマン・ソードに見せかける工作をした。

次は、ア大使館 ローズガーデンにて カーネイジ大使の演説。
演説直前、カーネイジは 影絵のトリックを使い ローズガーデン に ヤタガラスを出現させた。
ミクモは まんまと 侵入の容易な バ大使館へ。スパ子 の罠により バ秘書執務室に入り、マニィ の死体を発見した。
スパ子は 暖炉の隠し通路を使ったトリックで ミクモを翻弄。「シーナ捜査官」として ミクモ を捕らえた。殺人容疑を着せられるはずだった。

御剣たちの活躍により カーネイジ達の悪事は暴かれた。


最終更新:2009年09月12日 19:31
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