逆転検事2 第1話 逆転の標的       

第1話 「逆転の標的」




西鳳民国の大統領[王 帝君]には、
国内に 信用できるボディガードが居なかったため、
日本の警備会社から 2人の警備員を雇っていた。
警備リーダー[外城]と、サブリーダー[内藤]である。
内藤にとって、大統領の信頼を受ける 優秀な外城は、出世を阻む邪魔者であった。


ある日、大統領は
支持率の低下を打開すべく 「暗殺未遂」の狂言を企てた。
「暗殺に屈しない大統領」としてアピールするためだ。
外城には 協力を断られてしまったが、内藤は 喜んで協力してくれた。
しかし、まさか内藤が この機に乗じて恐るべき計画を実行するとは思わなかった。


大統領と内藤は、狂言の準備として[弾痕の付いた防弾チョッキ]を用意した。
他にも、ジャーナリスト[速水ミキコ]に 特別取材をチラつかせ、協力を取り付けた。
狂言の舞台は、日本国の ひょうたん湖。
「ヤタガラス事件を解決に導いた 日本の検事局に 感謝を表すために来日」という口実だ。


だが、その計画を聞きつけた何者かが それに乗じて 大統領を暗殺すべく[虎狼死家 佐左エ門]に暗殺を依頼。
虎狼死家は 内藤に怪我を負わせたが、外城により 腕を撃たれ、退散した。


3月25日。大統領が ひょうたん湖に専用機で着水し、演説を開始した。
20分後、赤いフードを被ったミキコが レーザーポインターで大統領を照射。
それに合わせ、内藤が バルーンに向かって 2発 発砲。
1発目は 群衆のパニックを起こし、2発目は「大統領が撃たれた」とするためだ。
大統領は 外城に守られながら 専用機に退避。


そして、内藤が 機内で外城を射殺した。
大統領は 内藤の企みを知らなかったし、信頼する外城を失ったことで 非常にショックを受けた。
内藤は、自分が撃った拳銃を ミキコが使った証拠物件として提出。
あらかじめ 現場のゴミ箱に残した 偽の証拠物件と合わせて、ミキコに殺人の罪を着せようとした。


御剣検事の活躍により、内藤は逮捕された。
しかし、虎狼死家は 大統領の命を狙い続けるだろう。


最終更新:2016年09月18日 21:11
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