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和訳


  大学はいつもある種のイメージを伝えるものだ。つまりそのイメージとは、ツィードの上着を着ている教授の話を聞いている若者たちで一杯のゴシック様式の建物というイメージだ。しかしインターネットのせいで、そのイメージがそれほどはっきりとはしなくなってきている。そして州立大学は、ひそかにインターネット上の大学に変わりつつある。なるほど仮想の大学はただ楽しく遊んで友達を作るためだけに大学へ行く学生向けの場所ではない。なぜなら彼らには、必要なものが全部そろってセットになった大学生活が必要だからだ。しかし「典型的な」大学生、つまり年齢が18歳から22歳で、寮に住んでいて一日中勉強している大学生は今日のすべての学生の16%にしかならない。彼らよりも、大学を卒業していない79%の大人のほうがはるかに数が多い。これらの人々の多くが、子供がいたり時間の不規則な仕事をしたり、あるいは旅行をしている。そしてそのことが夜間の学校を不可能にしている。その結果、数百万人の大人たちが大学教育を受けるためにインターネットを使い始めている。調査によると、アメリカのすべての大学の75%がインターネットによる科目の学習課題をおそらく提供していて、580万人の学生がインターネットによって勉強している。いつでも勉強できるなんて、大学が今ほど便利になったことは一度もない。
  最近まで多くのアメリカ人はインターネットによる教育について一度も聞いたことがなかった。それから、バージニア州のあるソフトウェアの億万長者が一億ドルの仮想大学の構想を発表した。彼の展望は現実離れしていて、これまでに見たことのないもののように思える。なぜなら、ウォーレン・バフェット(投資家:フォーブス誌の長者番付で全米No.1の資産を株式投資で稼いだ)が金融を教える一方で、マイケル・ジョーダンが「初心者のためのダンクシュート講座」を開講するというものだからだ。しかしすべてのインターネット教育のカリキュラムと同じように、それはテレビやビデオテープで行われ、通信教育学校から大学の連続講座に至るより古い種類の「遠距離教育」に根ざしている。インターネットの講座は電子メールや掲示板で学生たちに交流させることによって遠距離教育を促進する。学生たちは、実際には講義室の中よりもインターネットによるほうが教員との連絡がとれていると支持者たちは言っている。
  インターネットを利用する学校には不利な点もある。教育者の中には、インターネットを利用する学校を「コンピュータ化された大学工場」として反対する人もいる。また、インターネットによる教育は伝統的な学校のいくつかを死の危険にさらすこともあるのではないかと心配する教育者もいる。問題は、学生たちが自分は授業についていっているのか、あるいは授業に遅れているのかわかるのが難しいという点だ。「それが歴史を通じてずっと、遠距離教育のカリキュラムのアキレス腱でした。そしてそれは、今日もまだ存在している」とフェニックス大学のブライアン・マラー氏は認めている。しかしフェニックス大学は、1989年からインターネットを利用する大学の学位を出し始めた。
  一度インターネットの講座が終わると、雇用者たちがインターネットを利用する学校の卒業生をどれくらい広範囲に受け入れるかははっきりしない。受け入れは、分野によって変わるかもしれない。軍隊や公立学校や技術系の会社は、特に工学やコンピュータの学位を持っている人々をより受け入れているように思える。新入社員を募集する人々は、インターネットを利用する学校を卒業した学生とは必ずしもわからないでしょうと既成の学校の関係者は言っている。

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最終更新:2006年09月24日 21:52