「っと・・・これでいいかな。」
モールの店から食糧をかっぱら・・・拝借した後、ジョーカーは生存者の確認をするためモールを歩いていた。
「ん?あれは・・・」
遠くの方に少女が座り込んでいるのが見えた。
「生き残ってる奴がいたのか。」
「全く・・・。」
そういうとジョーカーはPDAの音声合成ソフトを起動した。
「よし、コレで地声はバレない、と。」
「おい、大丈夫か?」
「・・・貴方は?」
「えっと・・・ジョーカーとでも呼んでくれ、アンタは?」
「私は有沢香音、ここから逃げる際中なの。」
「それは丁度良かった、俺も逃げる途中だったんでな。」
有沢が手を差し出してきた。
「で、どこに逃げるの?」
ジョーカーが手を取る
「さあな、まあとりあえずこのあたりの店にバリケードを張ろう、そこで休憩するか。」
「そうね、見たところ貴方強そうだし、それに一休みしないとどうにかなりそうだわ。」
こうして二人は合流した。
最終更新:2011年06月18日 13:27