「ぷは~っ!生き返った!」

有沢はペットボトル入りのオレンジジュースを一気に飲み干して満足そうな表情をした。

「そうか、それは良かったな。」

「ホントに有難う、危うくあいつらの仲間になる所だったわ・・・。」

香音はペットボトルをゴミ箱に投げ捨てた。

「とりあえずどこか安全そうな店を探そう、そこで色々聞きたい事があるからな」

「賛成、私もあなたに質問がいっぱいあるのよ。」

「全部答えられるとは限らないぞ?」

「それは私も同じよ?」

二人はちょうどガンショップの前にいた。

「ん?人がいるな。」

「人?もしかして生き残った人かな?」

「だろうな、ちょっと行ってみるか。」

「・・・あれ?ドアが開かない。」

有沢がドアを押してもビクともしない。

「おーい、誰かいるのか?」

声をかけてみる。

中から人がこっちに向かってくるのが分かった。

ドアを開けると男が高らかにこう叫んだ。

「いらっしゃい!お前さんたちが来店第一号だ!!」

「え?」

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最終更新:2011年06月18日 15:08