「流石はガーランド中将だね、僕じゃとても叶わなかったよ。」
僕は理科室でゲルトルートとお茶を楽しんでいた。
「そう?そういう割には楽しんでたじゃない。」
「でもあの状況じゃあ無理だよ、彼の行動は僕には理解が出来なかった、完全に僕の負けさ。」
「まあそうね、一応忠告しておくけどフリーガーにケンカ売るのも大概にしておかないと怪我じゃあ済まなくなるわよ。」
「でも僕にはまだ彼らの事が分からない、一体何が好きで戦場の最前線に立っているんだ?」
「分かってないわね、貴方。」
ゲルトルートは湯飲みを僕の方に向けた
「ガーランドは最初から前線にいたのよ。」
「最初から?つまり訓練や演習も無しに志願していきなり前線送りってことかい?」
「そういう事になるわね、彼はその比稀な才能を上層部に危険視されてさっさと死んでもらうために前線で当初死亡率の最も高かった航空機動歩兵(フリーガー)部隊に配属されたの。」
「そんな話があったのかい?僕は知らなかったけどな。」
僕の記憶に該当する話は無かった。
「当たり前よ、彼が軍に入ったのは彼が17歳の時だもの、貴方が知らなくて当然だわ。」
「たった17歳で前線に?それで生き残ったって彼は・・・。」
「ええ、普通の人間じゃあ考えられない、もしかして・・・。」
「もしかして?」
「彼はもう人間じゃないのかもしれない。」
最終更新:2011年03月12日 16:02