「蜘蛛みたいなゾンビ?それは本当なの?」
ゲルトルートが制服を着た少女と話をしている。
どうやら変わったゾンビが現れたらしい。
「ええ、私も見たわ。」
「ふうん・・・気になるわね、あ、注射器持ってきてくれた?」
「はい、ここに。」
少女が鞄から注射器を大量に取り出した。
「ちゃんと取ってきてくれたのね、ありがとう。」
「いえ、困った時はお互い様よ。」
「オレンジ!これで抑制剤が使えるわ!」
「抑制剤?何のことです?」
「詳しい話は言えないけど、ゾンビになるのを防ぐ事が出来る薬なんだ。」
「へえ、もうそんな物が?」
「僕たちを見くびらないでくれ、このくらいは作れる。」
「凄いんですね、オレンジさんって。」
「まあ、褒めても何も出ないけど有難う。」
最終更新:2011年03月17日 12:12