「何とか帰還できたな。」
俺達はスーツケース2つを全て札束で埋めて帰って来た。
「おかえり~」
有沢が迎えてくれる。
「先に帰っていたのか。」
「うん、まあね。」
「で、何で隣にお前が居る?」
「いたら駄目なのか?」
来夏は開き直った。
「まあ、その様子だと充実した新婚生活を送っているようだな。」
「何じゃ、その歳でもう結婚かの?最近の若いモンは凄いのう・・・。」
パトリシアが後ろから顔を出した、ってかいつから付いてきてたんだこいつは。
「その歳、って言われてもな、俺はもう17なんだが・・・。」
「うちは17でも十分早いと思うぞ?」
「まあ、そう言われてみればそうかもしれないな、俺が世間ズレしてるだけかもしれん。」
「そうじゃ、自分が無知だと言う事を自覚するのが大事なのじゃ、来夏。」
「・・・何で俺の事知ってるんだよ「賭場荒らし」のパティ。」
「お互いさまじゃの、有名な人間な家族の中にいると嫌でも有名人の仲間入りじゃな。」
全く話が見えてこない、来夏はともかくパトリシアの顔が広いのは何故だろうか、と一人で疑問を持ってみる。
そうこうしているうちに日が暮れてきた、早いところ夕飯にしなくては。
「ヴォルフ、夕飯を頼む。」
「分かったわ、今日は人数も多いしちょっと豪快な料理を作ろうかしら。」
ヴォルフはサーベルを抜いた。
最終更新:2011年03月26日 11:45