あの後儲け損ねたやつが数人掴みかかって来たが叩き伏せた。
「お疲れ、でも良かったの?私なんか呼んで。」
「問題ないだろう、「どんな手段を使っても」いいんだからな。」
「アハハ、そう、そうだったのね。」
アーサーはしばらく笑った後、俺の方を向いて言った。
「で、これからどうするの?」
「しばらくは有沢と合流して暇を潰すことにするよ、それとオレンジの様子見だ。」
「桜上水は?」
「勿論連れて行くさ。」
噂をすれば何とやら、桜上水が上から「落ちて」来た。
未来から送られてきたサイボーグのような姿勢で地面に着地するとおもむろに立ち上がって服装を整えた。
「流石に痛いな。」
酷く落ちついた声を出す。
「当たり前だ馬鹿。」
「わざわざ迎えに来てやったのに何だその態度は。」
「頼んだ思えはないが?」
「お前が無茶してないか心配してるんだ、人の善意は素直に受け取れ。」
「・・・分かったよ。」
最終更新:2011年04月17日 12:45