いつものように寝る準備をしているとまたいつものように誰かがテントを叩いた。
また誰か来たのだろうか、とジッパーを開く。
すると誰かがテントの中に飛びこんで顔面を強打した。
「いてて・・・」
飛び込んできたのはルーデルだった。
「あ、ごめん、で何しに来たの?」
「ガーデルマンがパティと寝るらしいからな、俺は厄介者ってとこだ。」
「ああ、はい・・・。」
「あ、寝るって言っても添い寝ってことだからな、決して変な意味じゃなくてだな・・・」
ルーデルが顔を赤くする。
「大丈夫ですよ、ちゃんと分かってます。」
「うん、ならいいんだ。」
そう言うとルーデルは不意に立ち上がった。
「俺には夢がある!」
「な、何ですかいきなり!」
ルーデルはあぐらをかいた。
「いいか、いつか俺はもっと強力で扱いやすいフリーガーユニットを作るんだ。」
「あ、うん。」
「ガーランドのMe262は確かに高性能だが扱いにくくてな、だから俺はあの早さと機動性、それに耐久性を兼ね備えたもっと強いユニットを作るんだ。」
「凄い夢ね・・・。」
「そうすればもっとこの軍は強くなる、それが俺の夢だ。」
軍のために尽くすという事だろうか。
「ま、アンタも夢を持て、そうした方が人生楽しいぞ。」
「うん、分かった。」
ふと自分の夢は何だろう、と考えてみた。
元々教師になるつもりで勉強していたのだが、エーリヒに軍隊に誘われ少し揺らいでいる状態である。
とりあえず考えるのは後でもいいだろう、と。
「ふう、喋り疲れたな、俺は寝るとするよ。」
そしてルーデルは寝ころんだまま黙ってしまった。
私も寝よう、と横になる。
そして気が付くともう私は眠ってしまったのだった。
最終更新:2011年06月13日 11:03