「そろそろ時間だ、全員準備は出来たか?」
「全員完了しました。」
「よし、出発するぞ。」
俺はフェンスに開いた穴から校舎の淵に立った。
「えっと・・・ここから行くの?」
ヴォルフが下を覗いた。
「当たり前だ、俺達は航空機動歩兵(フリーガー)だろ?」
「・・・そうだな。」
エーリヒが俺の隣に立った。
「安心しろ、俺はお前に付いていく。」
マルセイユも俺の横に立った。
少し距離が空いているのは恐らくヴォルフが立つのが前提だからだろう。
「お気づかいどうも、でも私もマルセイユと同意見だから。」
ヴォルフは軽く笑うと俺の隣に立った。
「ちょっ・・・俺を忘れるなよ。」
ルーデルが一番端に立った。
「ま・・・ぼちぼちやりましょうかね。」
ハインツもルーデルの隣に立つ。
「・・・行くぞ。」
俺達は一斉に飛び降りた。
「うをおおおおおおおおっ!!」
そして全員一斉に着地した。
「オルトロス、只今参上!」
最終更新:2011年07月12日 09:54