「・・・以上だ、何か質問は?」
マーク先生が作戦の説明を終えると同時にヴォルフが手を挙げた。
「はいは~い、せんせ~、何で私達が別動隊なんですか~?」
「
研究所の警備は厳重だ、だからデータを盗み出す暇を作る必要がある。」
「そのために俺達が必要なのか。」
ガーランドが腕を組む。
「問題はそのデータを取る役の人間がまだ来ていないという事だ。」
恐らくオレンジの事を言っているのだろう。
「誰が来てないって?」
振り返るとオレンジとゲルトルートが肩を並べていた。
「外は大変だというのに君達は気楽だね、全く。」
「緊急事態よ、ゾンビが一斉にこっちに向かってる。」
マーク先生はそれを聞くと眉を思いっきりひそめて考え始めた。
「いけるか?」
「安心しろ、弾薬はたっぷりある。」
ガーランドがフン、と鼻を鳴らした。
「そうか、じゃあそろそろ・・・」
マーク先生が拳を突きだした。
「成程、そういう事か。」
ガーランドも拳を合わせる。
「何?団結?私そう言うの好きよ?」
ゲルトルートとオレンジもそれに続く。
「じゃあ、お互い頑張りましょう。」
これで6人全員が拳を合わせた。
「さあ、始めるか。」
最終更新:2011年07月13日 18:04